バイオ8 メモ #13

サルヴァトーレ・モローについて。

彼はもともと村の医者的な存在だった(診療所がある)。
気が弱いというか優しいところがあったのだと思われるが、結局ミランダのカドゥ実験体となった。

しかしカドゥによって著しい知能低下を引き起こし、魚に近い体になった挙句その姿になることすらも制御できないという失敗に近い存在になってしまった。だからこそ他の三人よりもミランダに認めてもらおうと必死になっている。
彼が成したのは何と言ってもライカンを生み出したことなのではないだろうか。
とはいえ、彼は村の武装のためにライカンを生み出していたとは思えない。
器を得るためにひたすらカドゥを使っていた結果、ライカンが増えたのだろう。
ドミトレスク、ドナとそれぞれ特徴のある敵がイーサンを襲って来たが、モローの時はライカンがちょっと現れただけだ。ライカンの親玉、というわけでもなさそうなのだ。

倒すときの悲しい声が、モローの全てを物語っているようで後味が悪かった。

バイオ8 メモ #12

ドナ・ベネヴィエントについて。

彼女は重度の精神疾患により、対人能力が著しく欠如していた。
だが、ミランダの養子となることで「特異菌に感染した植物」を操作できるようになる。
また特定の植物の花粉を吸引させ、他生物に幻覚・幻聴を誘発させることも可能になった。ベネヴィエント邸に向かう途中でイーサンが見たミアの姿はこの幻覚によるものだった。庭師がせっせと敷地内に植えた黄色い花は屋敷のあちこちにも飾られており、屋敷そのものがドナのフィールドであったのだ。

彼女は直接的な攻撃ができない代わりに、イーサンを精神的に追い詰める。

途中でラジオ越しにミアの声が聞こえたりしたのは、本物のミアの意識が流れ込んで真実を語っているのだと思っていたけど、あれは完全にドナの生み出した幻だったのだろう。

いつも一緒にいるアンジーという人形に自らのカドゥを株分けして大事にしている。

もう一つ、屋敷の前にはベネヴィエント家のお墓がある。
墓標に記されているのは「クラウディア・ベネヴィエント」だ。1987〜1996となっており、ドナの妹くらいの年齢だと思われる。人形をたくさん備え、忠実な庭師がずっとあそこを守っているのから考えると、ドナは一定の人物にはとても優しかったのではないかなと予想。

ただ気になるのが、このドナの家だけデュークがいなかったこと。
幻覚まみれの屋敷なので流石のデュークも入れなかったということなのか、それとも。

バイオ8 メモ #11

今回はドミトレスクについて考察。
本名はオルチーナ・ドミトレスク。

実は彼女については結構細かい設定があって、身長は290cm、足のサイズは44cmだそうだ。
(ギネス記録の存命中で最も足が大きい男性よりも4cmでかい)
もちろんゲーム上の彼女のハイヒールも、その体重を支えられるようにきちんとデザインされている。
また吸血鬼というオールドな設定にそぐわぬモダンな格好でお洒落なのも結構素敵。

その正体は没落貴族の末裔であり、たまたまカドゥを投与したところ適正率が高く貴族の地位につくことができた。
ドミトレスク本人はミランダに認めてもらった結果城を与えてもらい、本物の貴族の地位を与えてもらった。だから彼女は有閑マダムのように優雅な生活に割と満足していた感じがする。後にミランダからは娘たちも与えられ、四貴族の中では最もエレガントだった。
ただ、ハイゼンベルクとは水と油で全くそりが合わない。これは以前も書いたけど、ハイゼンベルクもドミトレスクもカドゥによる知能低下がなかったため、他の二人よりも人間らしい争い方をしているんだろうなあ。

ドミトレスク本人はミランダのやろうとしている「儀式」など知ったこっちゃないらしい。
彼女は今の生活を保ちたい、それだけなのかも。

だけどハイゼルベルクから逃げ出して来たイーサンをつかまえ、弄ぶように城中を追いかけっこした結果、娘たちは全員倒される結果になった。ドミトレスクはそれに対して激昂し、イーサンに襲いかかって来た。

家族を失ったことに対する怒りで、だ。

7も8もやはりテーマは家族なのか。
そしてドミトレスクは繁栄もまた夢見ていたのではないだろうか。
でも実験体になるのは全て村の女性ばかり。彼女にとって男というのは邪魔な存在でしかないのだろうか。

なお、Wikiにはドミトレスクの患っていた病気はポルフィリン症だと書いてあった。
病気に詳しくないので一概に書いてしまうが、光線過敏症などが引き起こされるため夜型の行動になりやすく、日差しを浴びないので青白い肌になりやすいと言う。歯茎もやせ細った結果まるで歯が尖っているように見えて、それが吸血鬼伝説の元になったとか。

バイオ8 メモ #10

そんなわけで気になったことを少しずつ考察しながら妄想していく。

イーサンやミア、クリスなどについても考えたいが、最初にあの村について考える。
今回の舞台は東欧のようなところなので、ルイジアナの一件以来ヨーロッパに越して来たイーサン一家はそこで惨事に巻き込まれた。

#1で見つけたミアの薬と村で見つかった薬の因果関係は不明。
そもそもミアに関する情報があまりなかったのでこれは肩透かしに終わった。

あそこの村は名前がないんだよなあ。
ただ、あそこは昔からミランダの息がかかった土地であったことは確かだ。
100年以上あそこでカドゥを用いて器を探すためだけに村人はそこで暮らしていた。彼らは何も知らないようだったが、EDの絵本の記述を見るとすでに彼らもまたミランダの影響下にあったと思われる。
ライカンがいきなり現れて人々を襲いはじめても、なおミランダへの祈りの言葉を捧げる。
そう、#2で触れた「深夜の月が黒き翼で舞い上がるとき 我らは自らを犠牲とし最後の灯りを待つのみ」という祈りの文句である。ミランダ以外の信仰はあり得ず、彼らは此の期に及んでもなおミランダを信じてそして命を落とす。EDの絵本では村人がなんらかの形で誘導され、少しずつカドゥを植えつけられていった。だからこの村の人間たちもまた、同じようにライカンに成り果てるか、死ぬかのどちらかだったのだ。

結局のところ、ミランダはローズという適正な器を見つけたから、この村に関わることはもうなかったのではないか。だからミランダはこの村を放棄していたのだと思われる。残された村人はライカンに成り果てるか、襲われるか、適応できずに命を落とすか。いずれにせよ満身創痍で手遅れだった。

楽器職人や手の込んだ鍵なども村人が作っていた。
でも正気だった幾人かの村人は状況を打開しようとグレランを取りに行く途中で力尽きたりしていた。
冒頭でイーサンたちを受け入れてくれたルイザも、この家は代々家族を守ってくれたと言っていた。彼女についてもっとわかることがあればよかったのだが、結構あっさりいなくなってしまって悲しい。

別の人が書いていたけど、ルイザも怪我人などをあれだけ受け入れておいて、お茶を入れたり祈ったりと余裕があるように見えるけど、ミランダの影響下にあったことを考慮するとやはり最後は「ミランダによる救済」を願っていたのだろうな。

バイオ8 メモ #9

物語も終盤である。

ミランダがローズを奪ったのは、自分の子供エヴァを復活させるため。
でも長い間その念に取り憑かれた結果、もう手段が目的みたいになっている感じがある。

心臓を抉り出されたイーサンは酷く寒いところで目が覚めた。そこに聞き覚えのある声がした。
声の主人はエヴリン。そう、7で消したと思っていたエヴリンだ。

彼女は言った、イーサンはもう死んでる、と。
プレイヤー的には「イーサンB.O.W.説」まで持ち上げていたのであんまり驚かなかったけど、イーサンが『死んだ』とエヴリンが言ったシーンは7の冒頭で、廃屋でミアと壮絶な争いを繰り広げたのちに、ジャックに『ファミパン』されたあのときらしいのだ。ということは、7のイーサンは死者だったということか。
厳密に言えばエヴリンの菌(E型特異菌)が体内に入った結果、イーサンもまたジャックたちと同じようにエヴリンの菌に取り込まれ、彼らのように再生する身体を持って復活したのだ。
つまり7も8もイーサンはカビで出来たイーサンだった。

とにかく、イーサンはそれを聞いてもなおローズを助けようと立ち上がった。

目が覚めるとそこはデュークの馬車の中。彼はハイゼンベルクと戦ったあの場所でイーサンを乗せて、ミランダのいる祭祀場に向かっているという。そして最後に彼は言う。

「あなたはもう人の世に戻ることはできませんぞ」

イーサンはそれを承知で馬車を降りる。デュークの正体は本人にもわからないという。

で、ミランダ。
ローズを媒介にして四貴族のアイテムを揃え、儀式を執り行うもこういうゲームの常として儀式は失敗、不完全な状態になり逆に力を吸われてしまう。ボス戦になるのだが、まああんまり強くはない。うっとおしくもない。
娘を復活させるためにローズを奪おうとするミランダ、娘を守るために戦うイーサン。
子供を失うのはどちらも嫌だというのに、そこで争ってしまうんだよなあ。
ミランダにとってエヴァはなんなんだろうと思ったけど、それは力の根源なのかもしれない。エヴァという子供、という呼び方をしているものの、それはE型特異菌のもたらす色んなパワーを手中に収めたいという野心があったんだろうと思う。

考察とかツッコミはまた後で。

ミランダを倒し、ローズをやっと腕に取り戻したけれどイーサンの体は崩壊寸前だった。
あの時のゾイやジャックのように白くなった手が崩れ落ちていく。そこにクリスが駆けつけて、なんとか三人で逃げ出すんだとけしかける。イーサンを抱えて祭祀場の橋を渡ろうとした時。

 

もうバイオシリーズじゃ珍しい展開じゃないかなあ。
イーサンが上着をローズにかけて「愛していたと伝えてくれ」とクリスに言ってローズを渡し、代わりに爆弾の起爆スイッチをクリスから取り上げる。そしてイーサンはクリスから離れていく。

ローズを抱えてヘリに戻り、急いで離陸するようにいうクリスにミアはイーサンの行方を聞く。
ミアからイーサンの秘密を聞いたクリスは、一度は死んだイーサンだけどその特異体質だとするならば、また助けられるかもしれないと思ってきっとミランダのところまで来たのだろう。だが、一歩及ばなかった。彼が助けようとしたイーサンは、また助けることができなかったのだ。
ミアの気持ちはわかる、だがクリスはそれ以上に悔しかったと思う。やり場のない怒りと悔しさが壁を強く叩いた。クリスを責めても仕方ない。むしろクリスはそういうことが起きないように最善を尽くすタイプだ。目の前でどんどんこぼれ落ちていく命を救えないというのが、彼にとって一番辛いことだと思う。毎回そんな感じがする。

が、ここで更に燃料が投下される。

あの村を最後鎮圧しにかかっていたのはクリスたちのハウンドウルフだけじゃない。B.S.A.A.も別作戦で行動を起こしていた。だが、彼らの動きを見たハウンドウルフの隊員たちは訝しげな反応をする。どうも私の知っているB.S.A.A.とは違う、良からぬことをしているようなのだ。
そして最後のヘリでその謎の一端が顔を覗かせる。

「B.S.A.A.が寄越したのは兵士じゃない、B.O.W.だ」

どう見てもタイラントがベースなB.O.W.である。
これを鎮圧に寄越したということは、この手のB.O.W.が実戦でほぼ使えるということになったのだろうか。
これもちょっと後で考えたい。

奇しくもミアが望みを託したイーサンの「特異体質」のおかげで元凶を断つことができた…………のかなあ?

以下エンディングの話。

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