名前の表記がぶれているのは単に翻訳のせいだと思われる。従って本項目では旧作のエリスと呼ぶ。
彼女は1970年に「オウムガイ」というバイオテク研究会社の化学チームがニューギニアで「ヘヴンダスト」を発見した一年後に派遣された医務官である。永生の命を得るとは名ばかりの恐ろしいものを目の当たりにしたエリスは、ワクチンを開発して会社の経営陣に送るも黙殺され、翌年に異動となる。
以後、オウムガイが回収しアメリカに運んだという「ヘヴンダスト」をはじめ「ヨーロッパ-I型」「ヨーロッパ-II型」(そして恐らく赤道ウイルス)を収集している。これは各ウイルスに対応するためのワクチンを開発するためである。
スターダスト製薬は研究所で問題があるとすぐに封鎖手続きをして爆破させるので、回収は秘密裏に行わなければならない。前作スティーブはエリスの言葉を信じ、同じくエリスの仲間であったジョージの鳩に自らの血液サンプルを託すことになる。エリスは言った。
「第二宿主をスターダスト製薬に渡してはならない」
だがスティーブは洋館研究所の正面から脱出したことにより回収され、第一研究所に眠ることになってしまう。
なお、今作ではエリスはケイという女性記者に接触をしている。
目的はもちろんスターダスト製薬、オウムガイ集団の秘密を暴露することだ。幸いケイは快く話を聞いてくれ、とても興味を持ってくれた。エリスはケイに第一研究所で行われていることを調べてほしいと依頼する。
エリスはケイにウイルスの抗体を手渡している。それはスティーブに接触することが前提で、かつ彼の身体からウイルスを除去するものである。これは恐らくスティーブをこれ以上スターダスト製薬の好きにさせないという意図もあるのだろう。それでもスティーブは第二宿主たる器を持っているので、安息の時はまだ遠い。
ケイと脱出するエンドでエリスがニューギニアにいるらしいことがわかる。
彼女なりにまだ研究を続けているのだろう。3人が合流した時何が判明するのか。