マジレスとツッコミだらけのゲーム始まるよー。
主人公は科学者であった両親を亡くし、その後一人になってしまった。彼女は両親の残した研究を大学で続け、そしてどん底のジリ貧になりながらもなんとかパートナーと研究を完成させようとしていた………。
日本語の互換性が弱いおかげでキャラが不安定である。おまけに字幕も見づらい。
「すごいワクワクするわ!これよ!私たちの最終テストによって、マインドコントロールデバイスで行動を変えられることが証明されたのよ!」
まあこんなご時世であるし、字幕や外見と口調がずれていたってどうでもいいのだ。
最初はチュートリアル。命じた時だけ成長する棘の中にうっかりドッグフードを落としてしまい、とんでもなくまどろっこしい手段でそれを取り出してやっと犬に餌をあげることができた。そしてこれからが実験の最後の山場。
犬をマインドコントロールして指定の場所へ向かわせるというのだ。ハイハイ。
犬の脳波を合わせてあとはちゃっちゃとゴールへ向かわせる。実験は大成功!リチャードもにっこり。
その直後に怪しい男が研究室に現れて、主人公=ナンシーをスカウトしに来たという。
研究は続けても構わないし、なんならその研究への資金も1000万ドルぽんとくれるとか。あやしいぜ。
興味があったら明日運転手が迎えに行きますから、ってもうそれほぼ確じゃないすか。
あとこれは翻訳とのズレでもあるのだが「Good day(良い一日を)」の訳が「こんにちは」なんだな。脳内で勝手に処理するから気にしないけど。
で、結局オファーは受ける。怪しいおっさんが15分で支度しな!あと研究成果とか全部持ってこいよ!というのでとっ散らかったナンシーの部屋から必需品をかきあつめる。ってかどんなオブジェクトだよ、それ。
ナンシーは謎の薬を調合し始める。てっきりこれが研究成果なのかと思いきや、先ほど自分がぶっ壊したクローゼットの鍵穴を溶かすためのものだった。基本的にナンシーは調合をするが医薬品というより武器に近いものが多いんじゃなかろうか…。
中にあった書類とかを引っ張り出していると今度はCIAが訪れて来た。
あなたをスカウトしたニュートロテックは違法な人体実験を行っている可能性があります。
ニュートロテックはかつてあなたの両親と著名なデビッド・ウェブスター博士が関わっています。
20年前のご両親の死にこの会社が関わっているのではないかと私たちは睨んでいますが、確証はないです。
だが、このファイルを見てくれ、こいつをどう思う?
デビッド教授は政府に連絡を取って、CIAが既に行っていた人間のマインドコントロールの研究を推し進めた。そのプロジェクトはMKウルトラと呼ばれていた。
だが、ナンシーの両親は研究を正しく使うべきだと主張し、メディアに連絡を取って自体を明るみに出した。流石にCIAもそこまでされたら継続できないので研究は断念したが、その後すぐにナンシーの両親が遺体で発見された。デビッド教授が研究結果を盗んで両親を殺害し、逃亡している可能性がある。
というわけでナンシーにはニュートロテックの秘密を暴いてほしいということ。つまりスパイになれと。
なんかあったらこのスマートウォッチで連絡してな!という話であった。
そして車は到着し、ナンシーはニュートロテックに向かうのだった…。