クーロンプレイ その42

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クーロンズ・ゲートのプレイもようやく終わり。長かった…そして根気が要った…。
きっちりプレイ日記にしたのは初めてだったけど、SSが撮れるので楽しかった。ストーリーを改めて考えながら進めていくいい機会だったので、今までぼんやり考えていたことを整理していくのも楽しかった。

本当にこのゲームは作り込みが豪華だと思う。それは華美だというのではなく、しっかりと重厚でディープという意味。万人に受けるゲームではないと思うが、ハマってしまうと抜け出せない。そんな陰界のようなゲームがこのクーロンズ・ゲートだと思う。そのディープな世界を彩るキャストもまた豪華だ。有名な声優もいれば、当時まだ無名だった人もいる。多くは声優を生業としていないキャスターなどを採用しているのも特徴の一つではないか。おかげで下手に演じることのない、落ち着いた声質の人が多いように感じた。高い声が多い昨今、低い声でねっとりと語られるストーリーは味わい深い。重要なシーンはすべてフルボイスと言う仕様にも関わらず、くどくないのだ。

伏線があちこちに張ってあったり、一見関係なさそうな呟きがあとに響いたり。
細かいところまで作り込んである名作だと思う。
だから17年の歳月を経て再び陽界に「サントラ」として姿を現したときは本当に嬉しかった。

このゲームはプレイステーションのディスク4枚組という大作なので、プレイするのも根気がいる。当時売れていたFF7と同じくらいのボリュームなのだからかなり多い。さっと片手間にプレイと言うわけにもいかないし、一旦胡同に入ったら出るまでゲームをやめられない(迷うしフラグをどこまで建てたかわからなくなる)。クーロネットのメールチェックもこまめに行う必要があるし、アイテムバトルは何故そのアイテムを使うのかの説明をうっかり聞き逃したり、勘違いすることも多い。でもその不便さが楽しい。少しずつ変わっていく街の人の話を聞いたり、妙なアイテムを手に入れたり。
プレイしていて楽しいのはもちろん、作った人たちも楽しかったんだろうなと思えるゲームだった。

次に私が陰界に行くのはいつになるかわからないけれど、本当にいいゲームなので再びアーカイブで配信される日が来ますように。

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クーロンプレイ その41

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キリよく40で終われると思ったらまさかの電子レンジでやりなおしだった。霊師が男油を落としたのはこういう事態を避けてねと言う意味だったのかも…。しかし普通のダンジョンではないから、体力ゲージはないので回復はあんまり意味がないのでは。
というわけで改めて妄娘。

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かわいいようだけどこのあと非常にグロいことになる。負けるともっとグロい。あまりオススメしない。
ここでキッズの形見のモンスターROMをぶつけて妄想勝負。当然勝つ。しかし、ここの妄人はもう吸い込まれてしまったようだった。馬山童も、電光掲示板男たちもみんな。その奥に現れた不自然な壁の奥に、あの年画があった。

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玄機との再会。今までの玄機とは違った玄機。運命を受け入れられず、妄人であることを選択して長い間生きてきた玄機は、玄武として運命が定まっていることを悟り、その運命を受け入れるために再び長い時間をかけて人生をやり直してきた。自らに架せられた運命について考えながら。けれど、どこまでが運命でどこからが自分で選んだ道なのだろう。風水師が来なかったら…自分は、どういう人生だったのだろう。
でも見立ては行わなければならない。彼は玄武として、羅盤に宿った。

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もうこれで残すのは青龍のみ。馬山童がいなくなり、崩壊した妄人路をあとにする。
ここでディスクをチェンジするのだが、このときに変えるディスクは青龍のディスクだ。プレイヤーもまた青龍のもとへ導かれていく。静まり返った龍城飯店でセーブをする。あと倒すべきなのは妖帝のみ。

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龍城飯店の外は、もう街とは呼べない世界に変貌していた。
その中に現れたのは四天王。彼らは木彫りの仏像を、すなわち残る神獣である青龍を手に入れまさに今その封印を解かんとしていた。彼らの声は重なる。ここに風水師がいるのは、我々を蘇らせるためだったのだという。しかしそうだったとしても、はいそうですかというわけにもいかない。彼らにぶつけた命玉は、葬られた多くの馬たちを呼び覚ました。馬の大群…馬の嗎…。これは、いつだったかネットの会員の誰かのメールで、假鳴が巻き起こっていたときに暗示されていたことだ。馬の大群がみえるとメールにはあった。
馬たちは四天王に襲いかかり、踏みつぶし押し倒していった。それはまるで今まで無惨に犠牲となった動物たちの復讐のようだった。

四天王が消えた今、残されたのは妖帝である。彼に立ち向かうためには、マダムが言っていたように退魔の札と五岳の図の二つを使わなくてはいけない。この戦いに負ければ、世界は終わってしまうのだ。陰界も、陽界も。
退魔の札と五岳の図で妖帝がひるんだ隙に仙人像(本物)で仏像となった僧侶を蘇らせ、素早く見立てを行う。

これですべての神獣の見立てが終わった。玄武、白虎、朱雀、そして青龍。
拠り所であった力を失った妖帝もまた消えていった…。

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世界は均衡を取り戻した。ようやく太陽の光が九龍に差し込む。陰と陽の世界は互いに接していながら、重なることもないところに再び落ち着いた。邪な力は去った…と言う山高帽男。その正体は、最初に出会った愛萍(アイピン)だった。

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「古い友も、古い思い出も、決して消え去ることはありません」
彼女の言葉は、多くの人と別れた身にずしりと響いた。

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…これで、全て終わった。しかし壊れてしまった世界が戻るわけではない。
荒れた地をどこへいくでもなく進むと、何故か壁の向こうから蘭暁梅が現れた。

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しかし、その暁梅はなにものかの腕に捉えられて……

クーロンプレイ その40

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妄人路の鬼律は複数属性が多い。回復に失敗しまさかの電子レンジ。
…かと思いきや耐えた!偉いぞ風水師。

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各所で以前会った妄人たちに会えるが、強い気に当てられてもう大半がまともじゃなくなっている。
新しく端末男というのに会ったけど…こいつは(見た目が)やばい。すぐ近くにいた携帯電話男はかろうじてまともな情報をくれた。奥で妄娘が爆発して大変なこと、九龍フロントから化け物がきたこと。九龍フロントの化け物ってまさか宗じいさんのばあさんのことじゃないよね?

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その更に奥にいた医療鋏は…張兄弟の成れの果てだった。二人で一つの妄人になってしまったために、お互いの頭の中も共有してしまい一気に喋りかけてくる。が、流石に元々強い力の持ち主、この奥の妄娘を倒す方法と四天王が近くにいることを教えてくれた。仲良さそうでよかった。いや、妄人になったんだからよかったってことはないんだけど…。

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トンネルを抜けると、そこは妄人路でした。
壁男が、まさに今腐った肉の塊の化け物が通っていったと言う。その肉塊の中にはじいさんの顔も見えたのだとか…あー、ばあさんこっちに来ちゃったのか…。そしてあんまりここで暴れると妄娘様に怒られるぞと忠告された。妄娘ってどんなんだ。ここの存在は馬山童っていうじいさんの頭の中にあるんだけど、そこを仕切っているのが妄娘?
などと考えていたら肉塊にぶつかった。その肉塊のてっぺんにいたのは四天王の霊師(リンシ)。

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うわー、イケメン枠だと思っていたけどこれは引く…。いろんな顔のついた肉塊の上に生えてるなんて。もともとその肉塊は宗じいさんのばあさん(奥さん)なんだけど、ブルークロウを与えすぎてこんなことになったらしい。近くにいた路人とかもきっと巻き込まれたんだろうな…。
先ほど宗じいさんの弟が、メールでばあさんに取り込まれた僕に会ったらネットにアクセスして、と言っていたのでアクセスカードをぶつける。肉塊の中から現れた端末に、小黒がはじめて陰陽師に会ってファイアの日について尋ねたときの映像が映り込む。そして、宗じいさんの弟がありがとう…と。彼は、何が目的だったんだろう…。
ともあれ霊師を倒して命名札と何故か男油入手。命名札はわかるが、男油はなぜなんだ。

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奥の妄人中心で馬山童と会話するが、彼の姿は以前見たものと違って頭が半分欠けている。それはもう馬山童が持ちこたえられないと言うことであった。彼が妄想に飲み込まれてしまえば、清朝から続いている玄武の神獣の系譜が途絶えてしまう。その前になんとしても玄武の見立てを行い、そして青龍を見立てて妖帝の目的を阻止しなくてはいけない。

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……あっ……(気力を回復し忘れた)

クーロンプレイ その39

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妄想機に朱雀の鏡を使用し、元の時代に帰ってきた。妄想機の中身については…触れないようにしよう。
龍城飯店にリッチの姿はない。それどころか、九龍フロント全体が不安な妄想に包まれている。ウェイはキッズとともに妖帝がかつて風水師として青龍の見立てを行おうとしていた時代に行くと言う。そこで妖帝を止める気だ。危険なのは承知しているが、もうそれしか手段はない。恐らく青龍が最後の見立てるべき神獣となるだろうという。

生体通信で双子中心へ行くとまた新しいメール。
宗…?じいさんではなく、弟のほうからだった。さっきあげたブルークロウを宗じいさんがばあさんに注射したら、ばあさんが宗じいさんを食べてしまったと言う。文字化けして後半は読めなかったけど、もう九龍フロントも崩壊寸前である。双子中心から外には出られないので、生体通信で九龍飯店へ行く。
フロントで携帯電話に残されたキッズのメッセージを聞いた。夏先生のアクセスカードに残されていた、妖帝が青龍を見立てようとした日付。それを陰陽師の渾天儀に入れれば、奴の時代に行くことが出来るかもしれないこと。そして、残された風水師には妄人路へ入るために必要な妄想のネタ…キッズのゲームのROMを託したこと。部屋にはもう誰もいないけれど、鍵は空いていた。

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部屋には、今まで姿を現さなかった紅頭五号の服が壁にかけられていた。その服からゲームROMを入手。つまり、キッズは紅頭五号だったということなのか…。だからいろんなことに通じていて、ウェイとも行動を共にしていたのか。しかし一号たちとは距離を置いて行動していたのは、キッズのポジションが流動的だったからなのか…。ともかくこれで妄想が吹き荒れる妄人路にも入れるようになった。そこにきっと玄機がいるはず。
生体通信で龍城飯店に戻ろうとしたとき、端末の下に何かがいた。

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シェイカーの…形の…妄人だが…これは、リッチじゃないか。すっかり性格も変わってしまった。なんか楽しそうなので、妄人になって生きるのもいいものなのかなあ…と終盤になって思い始める。いやいや、死んだら元も子もないし。早く妄人路に行かないと。そう思ったらまたメール。また宗じいさんの弟からだ。さっきの続きで、ばあさんは端末と弟を食べて家から出て行ったらしい。もしばあさんに出くわしたら、アクセスカードを使って弟に連絡をとってというが…ばあさんどうしたのだ。宗じいさんも弟も端末も食べて、どこへ行っちゃったのだ。

龍城飯店の2階、ここで小黒は朱雀としての見立てを姉とともに受けた。でも、はっきりと運命を悟ったわけではなさそうな小黒…。まだ少しぼんやりしている。自覚することが正しいのかはわからないけれど、でも玄機は自分の運命を受け入れるために人生をやり直している。小黒は時間の制約があったとはいえ、完全に覚醒する前に見立ててしまったような気がして、少し罪悪感が残った。

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神獣の力は大きい。残る二神獣も早く見立てなければ。

クーロンプレイ その38

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ピガールの間に小黒の写真を置いてなんとか小黒を受け止めた。そこには小黒の姉がいて、小黒が実はこの時代に生きていたことを告げる。小黒はある日突然ふらっと現れた、とリッチが言っていたけれど、それはこの時代から飛ばされたからだったのか。
姉は語り続ける。小黒と自分は、共に神獣朱雀の見立てを受けるべき存在なのだと。小黒はそれが判明した時、それを防ごうとする邪悪な力によって未来に飛ばされ、姉は体を滅ぼされて思念だけの存在となってしまった。姉一人では蘭暁梅の力を受け止められないため、危険を承知で小黒に鳴力を送り続けていたのだ。
ここで急に蘭暁梅の名前が出てきたが、今日の天道式ではまず蘭暁梅を見立てる。そうすることで小黒姉妹に力が注がれる。そこで改めて朱雀として二人を見立てると言うことらしい。複雑だ。複雑と言えばここの建物も複雑だ。

途中で玄機が玄武の力を次ぐ存在であることを小黒の姉から教えられた。しかし、玄機はその運命から逃れたくて妄人となった。彼が神獣となることを拒む限り、玄武としての見立ては行うことが出来ないと言う…。途絶えていた玄武の力は、玄機で止まっていた。皇帝涙目。

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マダム馮の占い部屋で蘭暁梅の運命についても聞いた。彼女が神獣として新たに生きて行くことをマダムは密かに望んでいたのだが、運命はそれを選ばず双子の姉妹…小黒たちを神獣とした。蘭暁梅はあくまでも小黒たちに力を与えるだけの存在であり、その力を失えば命もまた失ってしまうのだ。しかしこれは神獣が選んだこと、人間にはもうどうしようもないとマダムは悲痛な声で話した。

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玄機の説得早ッ。
しかし妄人となった今の玄機ではダメらしく、妄人となった時代まで遡っているという。そのときの玄機の判断の力が、神獣玄武を出現させる力になるのだなあ…。玄機はそのポイントから再び人生をやり直すことで、運命をしっかりと受け止めるだろうという。その玄機は元の時代で探す必要があると言うので、今は再会できないようだ。
更に先に進んで行くとバスチーユの間に人面海亀がいて、その奥の扉をくぐると海鮮中心に出た。振り返ると、今出てきた扉は海亀屋の扉だった。ここに出たのなら九龍フロントの様子も探れるかもしれないと思ったが、残念ながらそちらに通じていた道は通れなかった。海草パック屋の窓男がいたところにぽっかり穴が空いていたので、そこをくぐると再び妄想の島へ。

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出たー!!怖い、怖い四天王が小黒の写真ごと持って行ってしまった。キッズが教えてくれた海原の貝殻を使って、巫師(ウーシ)の体と(恐らく)意識を切り離す。体を保てなくなった巫師の姿は消えるのみ。小黒の写真を取り返して更に奥へ進むと、そこに蘭暁梅が。しかし彼女は眠っているようだ。側にあった変な形の置物の窓が中から開いて、そこに人の顔が。この島、本当にわけがわからない。

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この人が王兆銘(ワン・チャオミン)。彼は蘭暁梅の母と誓っていた、蘭暁梅を朱雀として見立てをさせることを。そして信じていた、彼女こそが真の朱雀となるべき存在なのだと。しかし、羅盤は蘭暁梅を朱雀として見立てなかった。朱雀として見立てを受けるべきなのは、彼女ではなく小黒たちなのだ。マダムの文鳥は正しかった。しかしそれを受け入れたくない王兆銘は、李弘を呼べと叫ぶ。李弘?李弘ってあの質屋の?

陰陽師も目盛りが合わずに苦戦していた。やはり歪んでいる時間を直すのは難しいらしい。
しかし、李弘ならその時空の歪みも越えられるという。李弘はこちらの人間で、1997年の世界とこちらの時代を行き来していたと陰陽師は言う。李弘に剥製屋がくれたうさんくさい剥製を引き取ってもらった時、彼はこういった。私はこの時代の物に興味はないと。
その李弘は船着き場にいた。

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彼は小黒がこの時代に生まれたことを知っていたが、彼女にそれを告げる気にはなれなかった。記憶を失ってもなお1997年で生きようとしていた小黒に何かを感じたのかもしれない。風水師が現れなければ、そのまま小黒はあっちの時代で生き続けていたかもしれない。
李弘は朱雀の鏡を使って二つの時代を行き来していたが、その鏡を風水師に譲った。彼はこの時代に残ると言う。この不安ではち切れそうな世界に…。