Remothered Broken Porcelain メモ12

最後に考察サイトや英語wikiなどを見ながら答え合わせなどを。
Tormented Fathersの時の疑問も一応記載。

Q.寄生虫症はどこからきた?

A.リチャード発、フェノキシル経由で漏れ出した

ワイマンが最初に開発したフェノキシル1.0を乱用していたのがリチャード・フェルトン。
重大な副作用が発覚して市場からフェノキシルが回収されてしまったら、自分自身が服用できなくなってしまうので困る。なので、リチャードはワイマンを自分の農場の一角(修道院)に呼び、そこで更に開発を続けさせた。
リチャードは1958年にエジプトで蛾に起因する潰瘍性増殖性寄生虫症に感染している。これは当時の段階ですでに外科的に取り除くことができないと診断されている=そのまま体内に残された。
そのせいなのかどうかはわからないが、リチャードの周辺には蛾がいた?
ワイマンはリチャードの周辺の蛾の動きに興味を持った。
そしてフェノキシルに蛾を混ぜたものをつくった。これがフェノキシルプロトタイプ2.0。
これが催眠や記憶改変などを引き起こすきっかけになるのではないかとワイマンはwktkした。
修道女たちに投与しまくった結果、彼女たちを介して農作物や農場、地下水などが汚染されてパンデミックが発生した。フェノキシルが漏れたのだが、より有機的な蛾の寄生生物の方が農場には適していたのだろう。

Q.ワイマンってなんだったの?

A.全ての元凶。

これについてはBroken Porcelainで一通り語られているので割愛。一説には、自身が患っているアルツハイマー症から、記憶改変することで逃れようとして研究をした結果がこれ、というのもあった。

Q.火災を起こしたのは誰?

A.ワイマンに唆されたリンゼー。

修道院に寄生虫症が蔓延し、手がつけられなくなったためワイマンが呼んだ13番目の修道女がリンゼー。
13番目、裏切り者の数字。
リンゼー自身は年下のグロリアと親しくしたりして打ち解けていたようだが、反面でワイマンに指示されて修道女たちに毒を盛ったりしていたようだ。最終的にワイマンは「苦しんでいる姉妹たちを解放してやらないか(意訳)」と脅してリンゼーに火をつけさせた。

Q.クレスト・モレンテ修道院とはなんだったのか?

A.キリスト教ではなく、独自の宗教だったと思われる。

あの赤い服は農作業時には袖が取り外しできる。
頭の大きな帽子が特徴的で、これは農場での長時間作業の際、日よけの役割も果たす。
ただし女性、中でも女性が持つ罪深く悪意のある性質を極めて強く否定するような宗教のようだ。
トリビアとして、この修道女の衣装は「落下の王国」という映画で石岡瑛子が手がけた衣装を参考にしているらしい。

Q.グロリアという人物について

A.原因の一つであるが被害者の側面の方が大きい。

本編でもアンドレアから語られているが、グロリアは幼い頃から兄のステファノに虐げられてきた。両親も兄のことばかり気にかけていた。しかしあるときステファノがグロリアに手を出したことで両親はステファノを親戚のところへ追いやり、グロリアを修道院に閉じ込めた。
幼少の頃から辛い目にあってきたため、彼女はとても静かであまり強く意見を言うことはなかった。
しかしクレスト・モレンテ修道院での一件で彼女のうちに秘められていた強い怒りが顕現した。
セレステを追ってリチャードの元に行った際は、わざわざ赤い修道女の衣装をまとい、リチャードにセレステが戻ってきたのは「神のしるし」だと誤解させた。
とても信心深い人物であるため、他者を直接傷つけるようなことを避けたがる。なので、普段は蛾を使って催眠などにかけているのだが、神の名の下に罪人を罰する権限があると直接信じて敵を攻撃しなければならないときは、赤い修道女の「ペルソナ」をつけてこれは正当な攻撃なのだと現実逃避しているようだ。
Tormented Fathersの最後ではグロリアの本来の優しさが戻っている。
憎しみも何も知らず、ただ草の上に寝転がっていたあの頃がただ懐かしく思える、とローズマリーにこぼす。かつては愛し、憎んでいたローズマリー/リンゼーに許して欲しいといい、彼女がそれを受け入れると「悪癖ね」と返す。
これは彼女の喫煙の悪癖と、Broken Porcelainのラストで自分にトドメをささず生かした甘さ?の二つをかけていると思った。
武器はワイマンから受け継いだ趣味の悪い杖。めっちゃ刺さる。

Q.グロリアが「世界のてっぺん」を知っていたのはなぜ?

A.ジェニファーとも仲が良かったから。

作中だとセレステ/ジェニファーとリンゼーの秘密のような感じを受けたが、実際一緒にホテルで働いていたエリサ/グロリアにも普通に「私たちこういうところに行くのが夢よ」的な話はしていたと思う。優しいグロリアのことだから、このことをずっと覚えていたのだろう。ローズマリーとしてリンゼーがセレステを探していることを知って、いつかあなたたち、そこで再開できるわ、と。

Q.アンドレアは何者だったのか。

A.アッシュマン家に勤めていた家政婦だった可能性。

動物が好きで、ゲーム中だと鳥(カラス)と犬が彼女の「子どもたち」である。
チャーリー(犬?)を殺してしまった時も極度の後悔に駆られ、自分の意思ではなかったと打ちひしがれる。
彼女は元々アッシュマン家に雇われていたようで、ステファノだけでなくその両親のボリス、マルタのことも尊敬している。なのでアッシュマン家の事情に詳しく、冒頭でジェニファーに色々教えてくれる。
現在はステファノがグロリアにしでかした悪事のことも知っており、その後のアッシュマン夫妻およびステファノの対応に不満を持っているためグロリアに同情的である。
厳格な人物だが、エリサやリンジー、ジェニファーなどの若いメイドたちへの指導の傍健康状態に気を配るなどの心遣いもみせる。
ローリンが行方不明になった(ワイマンの仕業)ことに心を痛めており、彼女の行方不明届を出したのはアンドレアただ1人である。彼女はワイマン/ポーセリンが他の少女たちを同じように誘拐して殺してしまうことを知っており、ステファノに少女たちの誘拐を止めるよう説得する。このホテルは孤児院ではないし、絶望的な状況の子供を収容するための施設ではないからと。
ワイマンがローリンと修道女たちの悲劇の原因であることを知っており非常に嫌悪しているので、ワイマンと呼ばずにポーセリンと呼ぶ。
自分が催眠の支配下にあることもわかっていて、上述の犬を手にかけてしまった時の後悔やローリイのことも相まって終盤自分を操っていたものの正体を知り激昂してグロリアに襲いかかろうとしたがステファノに殺された。
書いてみるとかなり気の毒な人。厳格でとっつきにくいけど、世話好きでもあったし悪い人ではなかったのに。

こんなもんかな!また気になることあったら追記するかも。

Remothered Broken Porcelain メモ11

ホテルを去ったリンとセレステは、駅のホームで別れる。
グロリアがフェルトン家に復讐することがわかった今、リンとこの地を離れることはできなかった。
愛する家族のためにセレステは留まることを選び、リンと再び「世界のてっぺん」で会おうと誓う。

だが、この後の展開は前作の通りだ。
家出から戻ったセレステが見たのは、グロリアによってすでに内部から崩壊した実家の姿だった。父も変わり果て、洗脳され、母と共に監禁されてしまった。セレステはその後なんとか一人で逃げ出し、スウェーデンに渡り幾年もの歳月を経てマダム・スベンスカとなった。そして彼女はこの物語の聞き手であるマンニ氏に、二人の最後を語る。

結局、彼女たちは再会しなかった。連絡もなかった。
リンは何度も「世界のてっぺん」へ行き、そこでセレステとの再会を夢見た。
だがセレステはそこへ行くことはなかった。グロリアから逃げ出し、記憶を失って異国の地に渡ったからか。

でもリンはセレステのことをずっと追っていたのだろう。
何も思い出せないのなら、それが一番よいと判断したのかもしれない。
しかし媒介としてワイマンの後継者として覚醒してしまったリンもまた、普通の人生を歩むことはできなかった。ワイマンが患っていたアルツハイマー病をリンもまた発症してしまった。この時点でセレステとリンの年齢は64、5歳くらいか?リンは最後にセレステに会うことを望んだ。この時点でセレステはまだリンのことも忘れていたのだろうか。だが、車椅子に腰掛け、虚ろな目の女性の手に触れた瞬間に全てを思い出した。そしてリンは穏やかな顔でこういうのだ。

「ジェン………………」

この一言に全てが詰まっていた。
彼女はこの翌日に息を引き取った。そして、セレステはリンが残した「14人のジェニファー」の記録を持ち帰る。その中の遺族に次々と話をしていったのかどうかはわからないが、最後の「ジェニファー」であるレイチェル・マンニの弟に記録を渡し、全てを打ち明ける。これが「Remothered」の全容だ。

あれ?ちょっと待って?
これ3部作だって聞いたんだけど実は2部作?なんか綺麗に全部すっきりまとまっちゃってない?
英語のwikiとかざっと見たけど、続編ありそうもなくね?んー?
一応このBroken Porcelainの発表時に、製作者のクリス・ダリルが「3部作の2作品目を作ることができて嬉しい(意訳)」みたいなことを言っているのだけど、これ以外のストーリーとなると何を出すんだ。最後の一話で何を語るんだ。これが一番謎だよ!!

Remothered Broken Porcelain メモ10

何故か焼け落ちたはずの修道院跡地。
もう何が現実で何が幻なのかわかんない。

リン、リンゼーが見習い修道女としてクリスト・モレンテ修道院に来たことがわかる。
以前ワイマンが映像で「新しく来た修道女に12人の修道女と修道院を燃やすよう仕向けた」と言っていたが、これはリンのことだった。どういう経緯で放火に至ったかはさておき、結果的にグロリアはこの火災で生き延びることになった。彼女にとっては、光を奪われ、毒を盛られ、地獄のような苦しみを味わっていたその最中に火事が起きた。ワイマンへの怒りと、リンへの怒りがグロリアに深く刻み込まれたのは想像に難くない。

でも倒した赤い修道女の正体はリンだった。アレー?
前作グロリアは変なストゥでこっちを突いてきたけど、今作の修道女は炎を操る。
個人的に気になったのはまさにここで、赤い修道女は火事で命を落とした(グロリアの場合は落としかけた)のと、単純に蛾だから火が苦手なんだと思っていたのだけど、アッシュマン・インでもこの焼け跡でも修道女は炎を操る。これは、もしかしてグロリア修道女はストゥ(呼び名がわからん)でリン修道女が炎を使うとか?
リンは放火したわけだし、炎を使うというのはしっくりくるけど………。

なんにせよ、催眠された側は記憶をいいように操られて改変されるので、プレイヤーの頭もぐるんぐるんだ。
ワイマンの声はグロリアが「母」となった。リンを「媒介」としている。だからセレステはトリガーを用いてグロリアを止めなくてはならないという。ワイマンお前中途半端に生きてるな………。最後に綺麗なワイマンになるなよ。
まあグロリアの支配下にいたくないのだろうが。

なんやかんやで映画のフィルムを探す。
翻訳に際して「さよならをいう前に」という映画タイトルになっちゃってるけど、これは他の考察でも書いてあった「To Say Goodbye」というタイトルの方が好きかも。何でもかんでも直訳すればいいってもんじゃないんだよォ。
映画は二人の記憶に強く刻まれている思い出の音だから、それがトリガーとなってリンの催眠が解けるんじゃないかとセレステは考えた。

ここで掛け値無しのクソステファノにセレステが言い放った言葉が強い。
お前の父は俺だと宣うステファノに、
「いいえ!リチャードよ。性別に関わらず………そんなこと気にしないわ。彼が私を育てた。偉大な父親よ………あんたこそ笑い種なのよ!」
と突き返す。いいぞ!もっと言ってやれ!この後の展開を考えると切ないが、少なくともセレステにとってのリチャードは「父親」であり、映画の帰りにすぐピアノで曲を弾いて聞かせてくれるような人物だった。

赤い修道女の正体はやはりグロリアだった。ただ19年前という設定の今作のグロリアは18歳くらい。実はグロリアは火災に遭った後もステファノの近くにいた。そう、エリサこそがグロリアだったのだ。だからワイマンの支配を解くようにセレステに囁き、メンガタスズメの母となった。だが、彼女がここまで生きていたのも復讐の一念があったこそ。最後にステファノに「私を信じてくれ」と言われても、グロリアはステファノにずっと虐げられてきたのだ。
そればかりでなく、視神経をやられたのも、薬を盛られたのも、火事で命を落としかけたのも全部目の前の「兄」のせいだったと知った。こいつだけじゃないかもしれないが、少なくとも両手を広げて受け入れる存在ではない。

だからグロリアはメンガタスズメの母として、蛾をステファノに向けた。
忠実なしもべたちは彼の皮膚を食いちぎり、肉を貪った。
そして「母」としての催眠能力の最たるものであるワイマンーーポーセリンが、ステファノの腕を切り落とす。

もはやワイマンは「母」に使役される存在になってしまった。
つまり破砕してしまったのではないか。
そしてグロリアに従っていたのだが、リンの催眠が解けたことによりグロリアの力が失われ、ポーセリンはセレステの力を使ったリンによって立ち位置を真逆に変えた。グロリアは慄いて逃げたーー

そのグロリアを追いかける時に、ポーセリンを操作してドスドスホテル内を闊歩するのだが、無言ででかい獲物を持った大男が歩く様はさながらDead by Daylightである。かくれんぼだし。
前作のクロックタワーに影響されて作った、逃げるだけのゲームから一気に展開が変わってしまった。まあ無双できるわけじゃないんだけど、なんかこう………うん………これじゃないんじゃない?感がすごい。

結局ポーセリンはグロリアを追い詰めるのだけど、それを操るリンとセレステは彼女にとどめを刺せなかった。それをしてしまったら、結局彼らと同じになってしまう。
しかし、全てを思い出し、全てを知ったグロリアの怒りは凄まじい。
文字通り何もかも奪った、かつての「姉=リン」への愛情はそのまま憎しみに変わり、そしてその背後に立つフェルトン家へ、セレステへの憎悪を募らせて暗転する。ああ、これでグロリアが完全に復讐鬼になったんだな。

ここで出てきた「姉」という単語。
修道院にきた13番目のリン(13番目、裏切り者………)は、年下のグロリアに慕われていた。
いつしか仲良くなり姉妹のように過ごしていたのだが、ワイマンの薬によって事態が一変してしまった。
ここで前作の、ローズマリーとグロリアの会話を思い出す。

「お前を愛していた…お前を信じていた…」
「姉妹の誓いを破った」
この言葉に対して、ローズマリーは「ごめんなさい」と謝るだけだった。ローズマリーはリンなのだから、これでこの会話の謎が解けた。ワイマンが利用し、引き裂いた不幸な「姉妹」だった。

Remothered Broken Porcelain メモ9

再びローズマリーと皮なしのクソステファノのシーン。

彼曰く「ポーセリンを倒すために彼女(ジェニファー/セレステ)が必要だった」。
つまりポーセリンと呼んでいた化け物にはワイマンがまだ残っていて、それが音響装置を破壊したことにより完全に崩壊したということか。ワイマンの催眠はメトロノームだ。

ステファノのオフィスに忍び込んだ時、リンはデスクライトにわずかに怯んだ。そのとき、赤い修道女がちらっと見えた。それがなんなのかはちょっと置いておくが、そのあとオフィスから逃げ出す時。リンは明らかに何かを知っていた。あのときからリンはジェニファー/セレステの役割を知っていたから、リンに離れて欲しかったのだ。

そして19年の歳月を経て、リンはステファノに再開する。ローズマリーとして。


マンニ氏と女性の会話が挟まれる。ここでマンニ氏が「姉」について口にする。前回の記事でマンニ氏はこの件の関係者かもと書いたが、通路に貼られていた少女レイチェルの弟であることがわかる。


目まぐるしくシーンが展開するので時系列わかりづらい。

ステファノの話からすると、どうやらリンはポーセリン/ワイマンの記憶も継いじゃったらしい。
本当は消えるはずだったワイマンの残滓があるということ。
それはつまり、リンが媒介者だということだ。
ステファンは自分が19年苦しんだように、リンもまた苦しめという。そして車椅子に縛り付けて廊下に放置した………どうやってだよ。
受付の女性は定時で帰った、ここには二人きり、なんか寝たきりっぽい皮なし男。なんで皮ないんだ。
でも「ハンニバル」のメイスンと違って酸素吸入も介護もいらないっぽいので、単なる老化なのか?歳を取ってもなおしつこく粘っこくて嫌なやつ。それに比べてリンは辛抱強くポジティブだ。

ステファン家には口笛の首つり男という幽霊のチラシが落ちている。
死んでもなお彷徨い続けるワイマン教授が、口笛を吹き続けているというもの。人々に取り付き、そしてその人たちを首つりに導くという………まあ都市伝説になっちゃったのかな。

ステファノ家に置いてある意味深な本。
「THE KEEPER/運命の人 マダム・スヴェンスカ」
これもね………前作冒頭の女性のこと。あの女性はベストセラー作家だった。

あとステファノも軍人だったことがわかる。
フェノキシルは退役軍人のトラウマを抑える抗精神薬として開発されているから、ステファノも対象だったのかもしれない。

音声認識金庫の中には、短銃、メトロノーム、楽譜、薬品らしき瓶(フェノキシル?)、そしてフェニキシルについてのファイル。ジェニファー以前にもいろんな少女をさらっていたというのは当たってた。その名前も律儀に全部書いてある。何人もの「ジェニファー」………グロリアに対抗できる「母」となる存在を片っ端から探していた?


と、ここまで実はリンの脳内!な、何が起きたのか(ry
頭の中に残っていたワイマンのトラウマ?記憶に一瞬戻されたのかな。
しかしここからのリンは違う。ワイマンを飲み込み、新たな「母」としてステファノを催眠にかけるべくメトロノームを取り出す。どこからか口笛も聞こえる。ステファノにはリンがワイマンと重なって見える。逃げなくては。

ここで動いているステファノはおそらくイメージなのだろうが、左腕の肘より先が欠損している。
軍人だったとするなら、戦地でこれだけの負傷をしたのだろうか。それで大きなトラウマを抱えるようになり、フェノキシルの世話になるようになった、とか。

いずれにせよ立場は逆転した。逃げ出すステファノの目の前に大きな鏡が立ちはだかる。その鏡に映し出されたのは若かりし頃の自分。その過去のステファノは老いたステファノの首に手をかけ、鏡の中に引き摺り込む。
鏡はこのシリーズにおいてとても重要なアイテム。
これが意味するものはなんだろう。終わったらわかるのかな。

この後リンはステファノをどこか別の場所に連れて行く。リンのジェニファー/セレステへの愛情は並大抵のものではないことが明らかである。長い間彼女のことを思い、行方を捜し、危険を冒し身分を偽ってリチャード家に侵入し、真実を知っていった。リンはジェニファー/セレステの本当の過去を知らなかっただろうから、とてもショックだっただろう。だが、前作をプレイしていればわかる通り、ローズマリー/リンはとても気丈だ。
大切な人を取り戻すまで、自分は絶対に屈しないし消えたりはしないと誓った(と思う)。