最初は、フィリスの間の作品だから人形のプラフタは人形のままなんだよな、と思っていたけど途中からプラフタを人間の姿に戻す、という目的を忘れてエルヴィーラのことばかり考えるようになっていた。
クリアしてやっと「そういえばそうじゃん!」と思った。
もしあのままエルデ=ヴィーゲが存在し続けることができたのなら、もしかしてプラフタは人間の体になれたかもしれない。あそこはそういう場所なんだよね?元の世界の時間と違う流れだから、とソフィーが本気になったらそれくらい成し遂げてしまいそうなのが怖い。
ソフィー2ではソフィーがまだ子供っぽくてそれがよかった。フィリスやリディスーではお姉さんになっちゃったけど、ここではまだラミゼルやプラフタが保護者っぽくてソフィーもあまり肩に力を入れていない感じがした。それでもやろうと思ったことはやるし、やれると思ったことは絶対に成功させる。この度があったからこそ、後の不思議シリーズでの無敵のソフィーが生まれたのかも……しれない。
それにしても、予想はしてたけどやっぱりエンディングは辛かった。
元々みんな違う時代から来てるから、最後は絶対お別れが待っている。
彼らが未来の人なのか、過去の人なのかはわからない。どうせ不思議シリーズは完結してるんだし、もっと積極的に人を絡めてもよかったかもしれないけど、まあ度が過ぎると興ざめしかねないからなあ。
だからどの不思議シリーズとも大きく関わらない、強いて言うなら一作目のソフィーの続きだから、コルちゃんとかがちらっと会話に出てくる程度なのかな。でもコルちゃん、リディスーでもまだ故郷を探してたっぽいから、ソフィーも一言ピリカさんのこと話してあげてもよいかもなあ。
続編ほしい。公認錬金術士になったあとの続編欲しいけど、なんならプラフタを人間にする最終章みたいなのほしいが、今作はあくまでアトリエシリーズ25周年の作品なんだよね。ただでさえ2が出てありがたいので、これはもう希望するだけ……。
なんだかんだで、ソフィーが一番ナチュラルで前向きで好き。
アトリエシリーズの中で何周もしただけあってソフィー2はかなり楽しかったし、これからも2周めとかDLCとかやりこみが待っているので退屈はしなさそう。
後期の作品で追加されたつるはしとかでフィールド採取する方法も出来たし、戦闘メンバーをサクサクと入れ替えてテンポよく戦えるのもよかった。最初は敵のまとうオーラがよくわからなかったけど、慣れるとこれもあっさり壊せるようになったし。
あとはソフィーの衣装がとにかくよかった。
ライザのはさておき、フィリスのときやリディスーのときの服は着てみたかったから。これが着たくてやってたようなもんだ。ラストにうまいこと「次の目的地はエルトナ」とプラフタに言われたので、新・いつものあたしでやっててきれいに繋がった感じ。
以下よかったことなど。
- アイテム複製簡単。ピリカ様さま。補充は高いけどアイテム依存してなかったのであまり問題じゃなかった。
- 胸でかい
- ショートカット便利すぎる、採取地も楽々
- PTメンバー全員まんべんなく使える仕様でよかった
フィリスは仲間の人数の割に戦闘メンバーが少なくて、入れ替えるのが面倒だったりして……
リディスーのように前衛後衛という概念もあんまりなくてバンバン入れ替わるのがよかった - 必殺技TUEEEEEE
おばあちゃんラミゼル強いよね?ね?- 何度でも言うが全体的に声のトーンが落ち着いててよかった、特にラミゼル
おかげでエルヴィーラのことも好きになれた
登場人物全員が甲高いと結構きつく感じる人間なのでここは結構大事
綺麗にまとまった感じするけど、ソフィーは最初からおばあちゃんのことしか話してない。これは無印の冒頭からそうなんだけど、両親のことはほとんど(全く?)触れてない。ラミゼルにしてみれば娘か、息子の娘(=孫)にあたるわけだし、自分の孫の存在を確認できたのはいいけど子供の存在はどう思っていたんだろう、とか。ソフィーを両親の代わりに育ててくれたという感じだったので、何か訳ありだったのかもしれないけど。
ソフィーも両親についてはあまり覚えてないのか、話さないし……。
ラミゼルは最後にプラフタに(本になった私を)見つけてくださいね、と頼まれて引き受けて、実際に見つけてくれたんだけど気力が尽きたのかあまり記入をしないで積み本になっていたし……。
まあ、よかったです。面白かったので素直に2周目行こうかと。
大体のクエストは片付いたけど、パーティの目標をあまり重視してなかったので今度はそっちも気をつけて。