なんやかんやでラダトーム。
長年待ち続けたビルダーがパンツ一丁で、しかもダンベルとひのきのぼうしか持っていなかったら、ムツヘタじゃなくてもこんな顔になると思う。というか、ダンベルって。一思いに放り投げたい。
いろいろカオスな内装になるのは周回プレイならではと思う。
初回プレイはとにかく真面目に遊んだほうが絶対に楽しい。決して用意されている建物を解体したり、アイテムを根こそぎ持っていったりせずに、コツコツやったほうが楽しい。でも2週目以降の追い剥ぎプレイもそれはそれで楽しい。
私がルビス嫌いになったのはDQBのせい。他の作品は知らないからアレだけど、身勝手すぎる。ロトの血がうっすら残っている主人公をゾンビ状態で生き返らせて、あれこれ作ってアレフガルドをなんとかしろ、と言うだけ言ってビルダーが「(ともだちや仲間のために)アレフガルドを取り戻す=竜王を倒す」と決めた瞬間に手のひらを返すところが好きになれない。
いや、ルビスは事あるごとに「あなたは勇者じゃない」と吹き込んでくるし、最初にビルダーがなすべきことについて話してはいる。だが、ビルダー(プレイヤー)的には進行するにつれて「やっぱりこの世界を根本から救いたい(=作り直したい)」という気になっていく……んじゃないか。
周回プレイだから少しはルビスの考えてることがわからんでもないし、制作サイドが意図してるプレイヤーの感情は多分「ルビスはなーに頭の硬いこと言ってんだ」だと思ってはいるが、やはりイラッとしてしまう(#^ω^)
最後はルビスもビルダーの行動に心打たれたのか力を貸してくれるけど、なんかこういまいちすっきりしない。竜王戦で仲間たちが色々助けてくれたのもルビスのおかげなのかもしれないけど、今更感が……。
竜王撃破後、ラダトームのオーレンが言うセリフがなかなか深い。
>なぜ、竜王はひとおもいに人間を滅ぼさず、物を作る力だけ奪ったのか。
>僕はずっと気になっていたのです。
>竜王は悪の権化とはいえ、それは人間の立場から見た場合の話……。
>竜王は仮にも王の中の王と言われているほどの魔物です。
>ただ単純に世界を壊したいとか、何の理由もなく人間を滅ぼしたいとかいう、子供っぽい魔物でないのなら、何か考えがあってのことだったんでしょう……。
>ううむ……何が正義で、何が悪なのか、立場によって違ってくる……。
>なかなか興味深いものですね!
オーレンはラダトーム内の調査をしていた兵士だからこそ、こういう俯瞰的な考えを持っている。
まあビルダーというゲームだからモノづくりの力を奪った、と言ってしまえばそれだけなのだが……。
某アニメではないが、勧善懲悪というわけでもない。
とはいえ、あの戦士を初めてみたときはショックだった。
いくらこの作品がifストーリーだとしても、まさか選択肢をあっちにするとこんな状態になるとは。
「セカイ ノ ハンブン」
この看板を見つけた時はぞっとした。
とりあえずこれで頭巾を2に持ち込むことができるようになったので、無印はここまで。