バイオ8 メモ #14

四貴族の最後の一人がカール・ハイゼンベルク。

何かブラボに出て来そうな格好とは裏腹に、体内に電気を発する期間をもつ。
他の三人と違ってこの特異体質になったことを忌み嫌っており、原因となったミランダのことを酷く恨んでいる。
元は村人であったが、カドゥの適正率が高かったために四貴族となったが、自身がミランダにとってただの実験体であることを自覚しており、いつか自由になるためにミランダを倒そうとしている。
だからイーサンを引き込んで協力しようと持ちかけるのだが、ミランダの力をどうにかするためにはローズの力が必須になる。イーサンはそれを断り、ハイゼンベルクと敵対することになる。

だが、彼はそれまでもイーサンが自分と組めるかどうかを試していた節がある。

最初こそ手を出して来たものの、モローを倒すまではだんまりを決め込んでいた。
だが、イーサンがモローを倒し、砦内のライカンたちを倒したことで彼はイーサンの可能性を見出す。
プレイ前はハイゼンベルクがライカンの親玉みたいな存在だと思っていたが、彼が操ってくるのはいずれも改造された村人たち。カドゥを与えられていることに違いはないが、ハイゼンベルクはそれを機械的に改造していく。だから、ハイゼンベルクはライカンのことをむしろ邪魔に思っているのではないだろうか。
襲われたりはしないけど、ウリアシュのようにある程度意思を持っている好戦的なライカンを、イーサンに倒させたという節はあるような気がする。ミランダを倒す際の障害は少ないに越したことがないし、あれだけのライカンを倒したイーサンなら片腕になるだろう、という算段があったのかも。

ちなみに、ここでやっとクリスに再会することができるが、後のハイゼンベルクの「あのゴリラ野郎」呼びから察するに、クリスはハイゼンベルクに協力しようという体で工場に潜入し、爆弾を仕掛けたのじゃないかなと思われる。

彼に関しては結構同情するところがあって、確かにある日いきなり被験体にされ、たまたま適応性があっただけで彼自身にとっては不名誉な「貴族」という称号まで与えられた。自身の尊厳を踏みにじられ、自由も奪い、身体も変えられ、憎しみしかないというのが他の三人と大きく異なるところだ。
一番人間らしく共闘を持ちかけ、ローズを使うということさえなければいい味方になったのではないか、と個人的には思う。

バイオ8 メモ #13

サルヴァトーレ・モローについて。

彼はもともと村の医者的な存在だった(診療所がある)。
気が弱いというか優しいところがあったのだと思われるが、結局ミランダのカドゥ実験体となった。

しかしカドゥによって著しい知能低下を引き起こし、魚に近い体になった挙句その姿になることすらも制御できないという失敗に近い存在になってしまった。だからこそ他の三人よりもミランダに認めてもらおうと必死になっている。
彼が成したのは何と言ってもライカンを生み出したことなのではないだろうか。
とはいえ、彼は村の武装のためにライカンを生み出していたとは思えない。
器を得るためにひたすらカドゥを使っていた結果、ライカンが増えたのだろう。
ドミトレスク、ドナとそれぞれ特徴のある敵がイーサンを襲って来たが、モローの時はライカンがちょっと現れただけだ。ライカンの親玉、というわけでもなさそうなのだ。

倒すときの悲しい声が、モローの全てを物語っているようで後味が悪かった。

バイオ8 メモ #12

ドナ・ベネヴィエントについて。

彼女は重度の精神疾患により、対人能力が著しく欠如していた。
だが、ミランダの養子となることで「特異菌に感染した植物」を操作できるようになる。
また特定の植物の花粉を吸引させ、他生物に幻覚・幻聴を誘発させることも可能になった。ベネヴィエント邸に向かう途中でイーサンが見たミアの姿はこの幻覚によるものだった。庭師がせっせと敷地内に植えた黄色い花は屋敷のあちこちにも飾られており、屋敷そのものがドナのフィールドであったのだ。

彼女は直接的な攻撃ができない代わりに、イーサンを精神的に追い詰める。

途中でラジオ越しにミアの声が聞こえたりしたのは、本物のミアの意識が流れ込んで真実を語っているのだと思っていたけど、あれは完全にドナの生み出した幻だったのだろう。

いつも一緒にいるアンジーという人形に自らのカドゥを株分けして大事にしている。

もう一つ、屋敷の前にはベネヴィエント家のお墓がある。
墓標に記されているのは「クラウディア・ベネヴィエント」だ。1987〜1996となっており、ドナの妹くらいの年齢だと思われる。人形をたくさん備え、忠実な庭師がずっとあそこを守っているのから考えると、ドナは一定の人物にはとても優しかったのではないかなと予想。

ただ気になるのが、このドナの家だけデュークがいなかったこと。
幻覚まみれの屋敷なので流石のデュークも入れなかったということなのか、それとも。

バイオ8 メモ #11

今回はドミトレスクについて考察。
本名はオルチーナ・ドミトレスク。

実は彼女については結構細かい設定があって、身長は290cm、足のサイズは44cmだそうだ。
(ギネス記録の存命中で最も足が大きい男性よりも4cmでかい)
もちろんゲーム上の彼女のハイヒールも、その体重を支えられるようにきちんとデザインされている。
また吸血鬼というオールドな設定にそぐわぬモダンな格好でお洒落なのも結構素敵。

その正体は没落貴族の末裔であり、たまたまカドゥを投与したところ適正率が高く貴族の地位につくことができた。
ドミトレスク本人はミランダに認めてもらった結果城を与えてもらい、本物の貴族の地位を与えてもらった。だから彼女は有閑マダムのように優雅な生活に割と満足していた感じがする。後にミランダからは娘たちも与えられ、四貴族の中では最もエレガントだった。
ただ、ハイゼンベルクとは水と油で全くそりが合わない。これは以前も書いたけど、ハイゼンベルクもドミトレスクもカドゥによる知能低下がなかったため、他の二人よりも人間らしい争い方をしているんだろうなあ。

ドミトレスク本人はミランダのやろうとしている「儀式」など知ったこっちゃないらしい。
彼女は今の生活を保ちたい、それだけなのかも。

だけどハイゼルベルクから逃げ出して来たイーサンをつかまえ、弄ぶように城中を追いかけっこした結果、娘たちは全員倒される結果になった。ドミトレスクはそれに対して激昂し、イーサンに襲いかかって来た。

家族を失ったことに対する怒りで、だ。

7も8もやはりテーマは家族なのか。
そしてドミトレスクは繁栄もまた夢見ていたのではないだろうか。
でも実験体になるのは全て村の女性ばかり。彼女にとって男というのは邪魔な存在でしかないのだろうか。

なお、Wikiにはドミトレスクの患っていた病気はポルフィリン症だと書いてあった。
病気に詳しくないので一概に書いてしまうが、光線過敏症などが引き起こされるため夜型の行動になりやすく、日差しを浴びないので青白い肌になりやすいと言う。歯茎もやせ細った結果まるで歯が尖っているように見えて、それが吸血鬼伝説の元になったとか。

バイオ8 メモ #10

そんなわけで気になったことを少しずつ考察しながら妄想していく。

イーサンやミア、クリスなどについても考えたいが、最初にあの村について考える。
今回の舞台は東欧のようなところなので、ルイジアナの一件以来ヨーロッパに越して来たイーサン一家はそこで惨事に巻き込まれた。

#1で見つけたミアの薬と村で見つかった薬の因果関係は不明。
そもそもミアに関する情報があまりなかったのでこれは肩透かしに終わった。

あそこの村は名前がないんだよなあ。
ただ、あそこは昔からミランダの息がかかった土地であったことは確かだ。
100年以上あそこでカドゥを用いて器を探すためだけに村人はそこで暮らしていた。彼らは何も知らないようだったが、EDの絵本の記述を見るとすでに彼らもまたミランダの影響下にあったと思われる。
ライカンがいきなり現れて人々を襲いはじめても、なおミランダへの祈りの言葉を捧げる。
そう、#2で触れた「深夜の月が黒き翼で舞い上がるとき 我らは自らを犠牲とし最後の灯りを待つのみ」という祈りの文句である。ミランダ以外の信仰はあり得ず、彼らは此の期に及んでもなおミランダを信じてそして命を落とす。EDの絵本では村人がなんらかの形で誘導され、少しずつカドゥを植えつけられていった。だからこの村の人間たちもまた、同じようにライカンに成り果てるか、死ぬかのどちらかだったのだ。

結局のところ、ミランダはローズという適正な器を見つけたから、この村に関わることはもうなかったのではないか。だからミランダはこの村を放棄していたのだと思われる。残された村人はライカンに成り果てるか、襲われるか、適応できずに命を落とすか。いずれにせよ満身創痍で手遅れだった。

楽器職人や手の込んだ鍵なども村人が作っていた。
でも正気だった幾人かの村人は状況を打開しようとグレランを取りに行く途中で力尽きたりしていた。
冒頭でイーサンたちを受け入れてくれたルイザも、この家は代々家族を守ってくれたと言っていた。彼女についてもっとわかることがあればよかったのだが、結構あっさりいなくなってしまって悲しい。

別の人が書いていたけど、ルイザも怪我人などをあれだけ受け入れておいて、お茶を入れたり祈ったりと余裕があるように見えるけど、ミランダの影響下にあったことを考慮するとやはり最後は「ミランダによる救済」を願っていたのだろうな。