
四貴族の最後の一人がカール・ハイゼンベルク。
何かブラボに出て来そうな格好とは裏腹に、体内に電気を発する期間をもつ。
他の三人と違ってこの特異体質になったことを忌み嫌っており、原因となったミランダのことを酷く恨んでいる。
元は村人であったが、カドゥの適正率が高かったために四貴族となったが、自身がミランダにとってただの実験体であることを自覚しており、いつか自由になるためにミランダを倒そうとしている。
だからイーサンを引き込んで協力しようと持ちかけるのだが、ミランダの力をどうにかするためにはローズの力が必須になる。イーサンはそれを断り、ハイゼンベルクと敵対することになる。
だが、彼はそれまでもイーサンが自分と組めるかどうかを試していた節がある。
最初こそ手を出して来たものの、モローを倒すまではだんまりを決め込んでいた。
だが、イーサンがモローを倒し、砦内のライカンたちを倒したことで彼はイーサンの可能性を見出す。
プレイ前はハイゼンベルクがライカンの親玉みたいな存在だと思っていたが、彼が操ってくるのはいずれも改造された村人たち。カドゥを与えられていることに違いはないが、ハイゼンベルクはそれを機械的に改造していく。だから、ハイゼンベルクはライカンのことをむしろ邪魔に思っているのではないだろうか。
襲われたりはしないけど、ウリアシュのようにある程度意思を持っている好戦的なライカンを、イーサンに倒させたという節はあるような気がする。ミランダを倒す際の障害は少ないに越したことがないし、あれだけのライカンを倒したイーサンなら片腕になるだろう、という算段があったのかも。
ちなみに、ここでやっとクリスに再会することができるが、後のハイゼンベルクの「あのゴリラ野郎」呼びから察するに、クリスはハイゼンベルクに協力しようという体で工場に潜入し、爆弾を仕掛けたのじゃないかなと思われる。
彼に関しては結構同情するところがあって、確かにある日いきなり被験体にされ、たまたま適応性があっただけで彼自身にとっては不名誉な「貴族」という称号まで与えられた。自身の尊厳を踏みにじられ、自由も奪い、身体も変えられ、憎しみしかないというのが他の三人と大きく異なるところだ。
一番人間らしく共闘を持ちかけ、ローズを使うということさえなければいい味方になったのではないか、と個人的には思う。