“/”が呪いのファイルなる物を手に入れたらしい。これは”/”がエロチャをしていた相手にもらったというが、元を辿るとGLGという金持ちユーザーが最初にエロチャの女にプレゼントされ、女は男に、男は女にというように色んな人の手を渡ってきたファイルである。
GLG、Good Looking Guy。Correctnessのあの人物と同一だと思われる。
時系列はカミジョウが自殺を図った3時間後。ネットにはとっくに動画が出回っているようだ。その3時間の間に21人もの手を渡ってきたファイル、意味がないわけがない。
だが「契」と書かれたこのファイルの鍵はとても特殊で、どれくらいかというとベンツ一台くらいかかるらしい。そんなものはやってられないとトキオは言う。”/”は中身が気になるようだが……。
結局トキオは謎のファイルに挑戦することになる。だが、ファイルそのものが鍵という特殊な状況、その鍵とは一体何なのかを知るべくいつものコンビニへ向かった。ただし、先の2編とは異なってヴァーチャルなコンビニである。
鑑定士のオカモトはこのルートでも鑑定をしてくれるっぽい。
ただし、ルートを端折ったツキたちと違ってちゃんと鍵の仕組みも解かないといけない。ヒントは鍵の色、そしてバイク便の女子高生が言っていた四聖獣がキーだ。
鍵の先はカムイネット。ここに美流がいた。
チャットの流れに乗って発言するのが大事らしい。緋色猫について尋ねるとアイテム屋にいるという情報が得られる。そこもヴァーチャルな世界のお話。赤いネコのきぐるみがトキオを迎える。
緋色猫はかつてカミジョウと机を並べて仕事をしていたらしい。カミジョウが死んだら、誰かが鍵を緋色猫のところへ持ってくるから、それを新しい鍵にバージョンアップさせるのが役目なんだとか。
ともかくそのカミジョウが入れ込んでいたのがマチコさんだ。契約同居人のマチコさん。 シェルター出身だから入れ込んでいた、という情報を聞いてもトキオはなんとも反応しない。あれ、24区の最後の方でいろいろな真実を知ったはずだが……記憶が一部なくなってるのは本当かもしれない。自分がシェルター育ちで、ある日発狂したことで放出されたことは知っていたはずだから。
だとすると、命令ではなく共に行動したがる”/”は……??
そのカミジョウが借りていた漫画喫茶のPCから誰かがログインをしているらしい。それクロヤナギじゃないか……?
案の定中にいたのはクロエことクロヤナギ。刑事の勘がトキオがブンヤであることをすぐに見抜く。
クロヤナギからはカミジョウが郵事連ということに関わっていたこと、鍵を隠した先は女神だという。でも女神はもう死んだ。
だがカミジョウのパソコンを”/”がオンラインスキャンした結果、美流とのチャットが出来るパスワードが手に入る。最初はカミジョウになりすまして会話をしていくが、ついにカミジョウではないことを知られてしまう。だがその実瑠が動揺しているスキに、例のファイルをぶつければいいのだ。逆転裁判か。
作戦はビンゴ!プログラムされたカミジョウが現れたのだ。彼はもう死んだこと、女神たちのことを話し、最後にシェルター育ちの彼女と話したいという。マチコさんのことだ。
そして凶犯課のクロヤナギとは別にトキオに接触してきたのが地域調整課のヤブカワだった。カミジョウの知り合いと名乗り、直接会って話をしたいという。怪しい、すっごく怪しい。でも乗らないと話が進まない。
ヤブカワが言うには、カミジョウは殺し屋だった。まあ潜水夫だしな。
それでそのカミジョウを消せという命令を受けていた。まあ厄介だしな。
そこで行き着いた先にいたマチコさんも消そうとしたら、とてつもない反撃を食らった。???
カミジョウとも凶犯課ともつながらないある組織の人間?
ともかくヤブカワはカミジョウは死んでいないという。あれは狂言だったと。私もそう思う。
死んだのは緋色猫、あのアイテム屋らしい。ということはさっき接触した緋色猫はカミジョウ?
ただ一つだけ言えるのは、電話をかけてきたヤブカワはもう死んでいたのだということ――。
あたまおかしくなりそう。
ただヤブカワは、カミジョウが生きていることに安堵した。そして安らかに眠りについた。
Machmakerでは語りきれなかったヤブカワの心の葛藤が大きかったことがわかる最後だった。