トキオは何者かによって25区の埠頭にあるボートの中にいた。
記憶はおぼろげであやふやだが、ともかく連れてきた男に女神を探せと言われる。
チャットで”/”なる人物から10万で情報を引き出すが、その”/”は一体何者なんだ……?別の情報屋としての”/”がいるのか、それとも実は生きていたのか、まさかアヤメだったりカムイに近づいたからバビロンの女みたくトキオに憑依した存在なのか。でも外部からメッセージ送ってくるんだから最後の説はないな。

そんなわけで”/”が紹介してくれたのは実瑠という子だった。
カメラは繋がってるけどマイクはオフ。チャットでのみやり取りが出来る。どうやら彼女は女神のパスを知っているようなのだが、選択肢を間違えると聞き出せないのでちょっと厄介。
ただまあ女神のパスを聞き出せたところで、偽のアカウントじゃ入れない。というわけで”/”が夜11時にログインする別人の情報をトキオに渡すのだった。

ただし、複数のアカウントが入室した時点でエラーとなるため、本物の人物ヤギサワには別のところへ行って貰う必要がある。デタラメを伝えるのはある意味トキオの得意技だ。
女神とマイクで通話できるという権利を得たという偽情報に、ヤギサワはまんまと引っかかるのだった……。

そしてトキオに届いた一通のメッセージ。差出人はJack。Jackといえば前作でトキオがちょくちょく行っていたバーがJack Hammerだったけど、そこのマスターなんだろうか。ようこそ25区へ、と言う辺り実は25区に引っ越してるのか。いろいろ感の鋭いマスター、好きだったな。

女神の名は未瑠。またミルだ。曰く最初の実琉ともう一人いる美瑠は、女神のコピープログラムらしい。画像もCG。なんだか現代にも同じような仕組みがあるけどな……。
――が、女神は殺される。
ヤギサワは電話をかけてきてこれはサドンデスだという。タワーの住人の中で、次に誰がが死ぬかを当てるゲーム。ヤギサワはその賭けに勝ったというのだ。

そのサドンデスの中で死んだマンションの住人のリストは、あっさりと”/”から入手できる。

サガワ ツグトシ
イイジマ ケイ
ミウラ マミ
オカバヤシ シンゴ
ナカノ カイト
ケンザキ ヤヨイ
キジマ エツロウ
センザキ ツトム
オオガワラ リエ
ユズキ ミル

最後のユズキミルは、CorrectnessとMatchmakerにも出てきた。サカキが死に、配達屋が暴走したあの事件だ。
そしてトキオはもう一人の美瑠と話をする。
マンションで死んだ9人に共通点はなかったというが、本当はマンションのルールを破った者が順番に殺されていったというのが彼女の突き止めた真相だ。取るに足らない、けれどマンションという集合体で生活するためには守らなければならない幾つものルール。ゴミをきちんと捨てる、共有場所に物を置かない、夜9時以降に楽器を弾かない、部屋で石油ストーブを使わない……。先程殺された女神は、燃えるゴミと燃えないゴミを一緒に捨てていたという。あー、それは大罪。
これだけのことで死ぬのが25区という場所で、それを賭け事にしてエンタメにしてしまうのも25区という場所だ。Machmaker編では語られなかったが、この辺りから配達屋が暴走し始めたのだろうか。