オオサトの好きなデスバレー・ボムのライブ会場で、ボーカルが刺されるという事件が発生。
犯人はオヅヤトミコ、34歳。ごく普通のOLらしいが、なんとブラッディ・ハイという禁忌中の禁忌薬を飲んで自殺してしまった。

というわけで、ナンゴウとミツモトはオヅヤの背景を捜査、ブラッディ・ハイの流出経路を探ることに。オオサトも参加したいが、私情が絡むと厄介なことになるとキリュウに却下される。
その代わり、カミジョウヤスシが死亡したことを告げられる。

カミジョウ――# 02 good looking guyで追いかけた、最初の潜水夫である。
凶犯課に地域調整課のことをリークするという情報が入り、カミジョウは遅かれ早かれ調整される運命にあった。ところが調整する前に自殺してしまったのだ。
カミジョウを監視していたヤブカワはそのまま凶犯課を追うことになり、ツキとオオサトは前回カモグチの部屋でかかってきた謎の電話の相手について調べることになった。

ツキは休憩所でヤブカワにオオサトのモンブランの食べ方について愚痴をこぼす。
曰く、モンブランのケーキ部分だけを先に食べて、最後に栗だけ食べるのが許せないらしい。バランス良く食べてこそのモンブランであって、バラバラに食べたらそれは栗と栗の味のするケーキになってしまうと……。
まあ、ヤブカワはそれをスルーしてオオサトを大事にするようにね、と告げる。

さて、ツキとオオサトは対象が家に帰るまで張り込みをすることになるのだが、ここでもオオサトはズレる。
長丁場になる張り込みだからこそ健康的な食べ物を!ということで海藻サラダと豆乳を買ってくるのである。そこは牛乳とアンパンだろうがという突っ込みはさておき、買ってきたものは食べるしかない。

対象はショウナイトモヤ、28歳の無職。にしてはいいところに住んでるじゃない、とツキはこぼす。
正面玄関の扉は流行りの”ジャック・イン・タイプ”となっており、専用の端末でパスワードを入れるようになっているのだ。そこで登場するのがキャサリン・ナノ!
(花と太陽と雨とでスミオが使っていたキャサリンの改良版なのだろうか、すごく小さく薄くなっている)

ショウナイの部屋の扉は空いており、中には誰もいない。
だがツキの背後にはショウナイが立っていた。もうこの世に存在していないようなものだから、と不気味なことをいう。生きてるんだけどほとんど存在が死んでる状態。けれど彼は言う。
「カムイが来る。カムイが来て、理不尽な鎖で縛られている25区を解放してくれるんだ」
またカムイだ。カムイ、カムイ……。
ショウナイはカムイネット25というサイトに頻繁にアクセスしていたようだが、カムイの信奉者は区を飛び越えて25にまで浸透している。
そして冒頭で刺殺事件を起こしたオヅヤもまたカムイネットにアクセスしていたようだ。

ショウナイの部屋から見つかった鍵がなんなのか、鑑定することになる。
今回も例のコンビニから行くのだが、手順はカット!ラッキー!

鍵の鑑定の結果、これはとある雑居ビルの地下のものだと判明する。それはシロヤブとクロヤナギが訪れた漫画喫茶のあるビルだ。この地下に一体何があるのかと言うと――

25区にカムイを降臨させるべく結成された組織、”カムイファンクラブ(仮)”の本拠地だった。
言葉も失うわ、これは。

クロヤナギだったら暴言の嵐であることは間違いない。
ツキもアホらしくて付き合いきれないとばっさり切る。

だがこいつら、見た目とは裏腹に結構真実を叩きつけてくる。
ショウナイがブラッディ・ハイを飲んで自殺したのはその身を捧げるため。
オヅヤがデスバレー・ボムのボーカルを刺して服毒したのも、神を名乗るデスバレー・ボムが気に入らなかったから。ついでにブラッディ・ハイの効果も試せたわけだ。

そんなこんなであっさり信奉者たちに囲まれてしまったツキとオオサトだが、彼らはただの捜査官じゃない。あっという間にカムイ信奉者たちをなぎ倒して調整する。リーダーらしき男エンガワは、マエジマに連れられて脳みその情報を全部引き出してクリーニングされるらしい、エグい……。

さて、無事に調査も終わりということで地域調整課に戻り、オオサトにはご褒美のモンブランが与えられた。
そしてカムイネット25についての情報がわかる。
これは複数のカムイ信奉団体が集まって形成しているコミュニティらしい。生活や職場での閉塞感を抱えた人間が多数を占めており、その閉塞感を打破する救世主としてカムイが祭り上げられている模様。カムイは何でも引き寄せるな、よくも悪くも。
秩序で成り立っているこの25区を解放したいという気持ちはわかるけど、その救世主がカムイ……。
実態を知らない存在からすればカムイは神も同然なのだろうが、カムイってそもそも命令がなければ人を殺したりしないのよね。この辺は真実を知ってるプレイヤーとか一部の人物にとっては溜息ついちゃうような感じ。

カムイネットの頂点に近づけば近づくほど、カムイの傍に存在できるという風聞、そのためにエンガワを始めとした信奉者のグループは示威行動を続けてきた、と。
だが今回の件があったせいなのか、カムイネット25は閉鎖された。カムイの代弁者を名乗る”トランスレーター”という名前を残して。

エンガワが最後に残した「海」「プラネタリウム」という言葉を手がかりに、ツキとオオサトは海沿いにあるプラネタリウムへ赴いた。そこで彼らはトランスレーターと会った。

彼の送ったプレゼントの意味……

そしてラストに流れるデスバレー・ボムのライブ……

カムイは伝播していく……。