
ミランダについて。
元々は研究者であった。それはおそらく100年前のスペイン風邪で娘、エヴァを亡くしたことが理由だと思われる。彼女はエヴァを失ったショックから洞窟に迷い込み、そして菌根と触れた。
恐らくその時点で彼女は菌根と適合し、長い命を得たのだろう。
菌根は再生の力を持つため、寿命を延ばすことなど造作もないことだった。
菌根はクリスが爆破しなければといっていたあの気持ち悪い胎児のような形をしたやつである。

この菌根には、かつてこの菌に感染したことのある村の死者達の記憶が残されていた。その中に娘、エヴァの記憶もあったことから彼女はこの菌根についての研究を始めた。あくまでも彼女は菌根の数多の記憶の中から「エヴァ」の記憶だけを抽出し、器にいれることを目的としていた。
そのために村人に菌をうえつけて洗脳し、ミランダ崇拝の土壌を作った。こうすれば誰もミランダに歯向かわず、実験に集中できたからだ。
だが、実験は思うようにいかず器になるどころかライカンだけが増えていった。
そしてミランダはこの特殊な菌を研究協力したいという組織に、菌とエヴァの胚………恐らく菌根の一部、を提供した。その組織が生み出したものこそが「エヴリン」だった。

つまり、ミランダに接触したのはエヴリンを生み出したあの組織だった(詳しくは別記)。
ミランダにとってエヴリンは未完成品だったが、そのおかげでルイジアナでの出来事を知ることができた。つまり、イーサンを介してローズのことを知った。ローズがイーサン(とE型特異菌に耐性のある?ミア)の血を継いでいるということは、エヴァを取り戻すための適切な器である可能性が高い。
どのタイミングかはわからないが、ミランダはミアと入れ替わってローズのことを調べた。
冒頭でイーサンがローズを検査に連れて行こうとしても、怒って「あなたはそればっかり」といっていたのは、ミアじゃなくてミランダだったからかもしれない。B.S.A.A.に検査されたらすぐにローズの正体がわかってしまうからだ。
でも結局クリスにはバレていたっていう………。うーん。