
イーサン・ウィンターズについて。
彼についてはもう最初からバラしてしまうが、彼はもう人間としての生を終えている。
7の冒頭で廃屋でミアとの死闘を繰り広げた後、ジャックに殴られて本館に連れて行かれたのだが、あの時点で人間としての「イーサン・ウィンターズ」は死んでいた。その後の本編で活躍していたのは、あくまでE型特異菌によってイーサンとしての形を保った、ジャックたちと同じ存在だったのだ。
だから腕を切られようが足を切られようが回復薬でくっつくという驚異の再生能力を有していたというわけだ。
とはいえ、その並外れた能力からすでに「イーサンはB.O.W.説」を考えていたので、これに関しては驚くこともなく「ああ、やっぱりそうなんだ」という感想しかなかった。
ちなみに最初ドミトレスクに捕まって血を吸われたとき、イーサンは
「香味が抜けてきている」=新鮮な血じゃなくなってきている、というようなことを言われている。
(それでも死体よりはずっとましのようだ)
E型特異菌に侵されているということは、彼もまたエヴリンの一部だということだ。
彼が綺麗なジャックの話を聞けたのも、人間ではなくエヴリンのネットワークに組み込まれた存在だったからこそあそこで再会できたのだ。
でも、イーサン本人はそれを自覚していない。
ミランダに心臓を抉られて死んで、意識の奥でエヴリンにその事実を突きつけられて初めて自分が人間ではないことを知った。あのときのエヴリンは辛辣でイーサンのことを「もう人間じゃない、お前はもう死んでるんだ。その身体だってもう限界がきてる」と責め立てるけど、イーサンはその言葉を聞いて「それなら最後にローズを助ける」と言って立ち上がる。
実はエヴリンもツンデレみたいなところがあるのか。
それとも、すでに「家族」になったイーサンの「娘」は自分の姉妹でもあるから、それを助けて欲しいと思ったのか。エヴリンの行動はちょっと読めないけど嫌いじゃない。
ミランダを倒し、ローズを奪還したイーサンだったがもう身体はぼろぼろで限界だった。手は白灰化して崩れてきており、助けに来たクリスにローズを託して彼は爆弾の起爆装置をクリスから奪い取った。そして彼は根源である菌根を爆破する………………。
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彼に関しては謎が多すぎて7の時点でもかなり色々考えた。
5のDLCでみつけたスペンサーの手帳の中に、セキュリティレベル9権限を持つ研究者のリストに「イーサン・W」という名前があったので、イーサンは何らかの研究員なのではという説。もっともそのリストにあるイーサンは死亡となっていたのだが、アンブレラの書類なんか信用できるか!ということでイーサン研究者説。
そして、最後にクリスが助けに来たときのセリフ「遅かったじゃないか」もミスリードだった予感。
ゲームをしていた時はイーサンとクリスは面識があって、何らかの形でイーサンの危機を知ったクリスが救出に来たのだと思っていた。イーサンが研究員で、実戦部隊がクリス達、みたいな構図である。
だが、あの直前にイーサンは洞窟内でルーカスが使っていたと思われる無線を聞いている。そこでクリスが率いる部隊がこちらに向かっていること、どうやらルーカスを追いかけていることを知った。だからクリスと面識はなかったが、近いうちに助けが来ることを彼は確信していたというのも考えられる。
最後のはイーサンのジョークだと思えばそれはそれでありなのだと個人的には思うのだ。
ルイジアナの一件からイーサンは一般人としてヨーロッパに引越しをして暮らしている。
一応最低限の重火器の扱いはクリスからレクチャーされたようだが、本人はおそらく一般市民だと思っている。だが、実のところこのイーサンはすでにE型特異菌に侵されたカビイーサンなのである。そんな状態のイーサンの娘が秘める可能性というのは………想像に難くない。
ミアについては別項で記載。