これでドキュメントはおしまい。

実験体が残したメモ

1998
奴らにどれほど苛まれたかはもう覚えていない。橋の下の家が懐かしく思える。

1998
俺がいる独房の壁はとても古く見える。逃げる可能性があるかもしれない。

1998
ラッキーだった。守衛が炸薬を運ぶうちに少し盗めた。

1998
クソ、105番も奪いに来た。結局信管が取られた。残りの炸薬をちゃんと隠さなくては。

1998
クソ!独房を変えられた!戯け者!

 

謎のメモ その1

生命と死亡を互換し、鮮血と狂気を置き換えれば、決議のゲートが開く前に謎の宝物が現れる。

 

トマスの手記

実験体の嗅覚についての研究

ウイルスに感染した実験体は、嗅覚が鋭くなった代わりに他の感覚が退化した。もしかすると、このウイルスは脳下垂体のある部分の活動を促進したかもしれない。

今は実験体の体液を13番の溶液を混ぜることで、実験体の嗅覚をごまかせることが判明した。この溶液を塗ったら研究員は実験体に気づかれないだろう。でも13番の溶液は揮発しやすいから、この溶液は3分くらいしかもたない。

(この液体唯一の使い道は、たくさんの感染者がいるところを安全に通り抜けることができるってことくらいかな、ハハハ。)