HEAVEN DUST 2 ホフマン

恐らく全ての元凶であるとされる。
日記の登場は1965年からなので、少なくとも現時点で相当歳をとっていることになる。

かなり特殊な考え方を持っている。

彼の考えは一貫しており、人類が「死」から逃れられないのは何故なのか、というところに起因している。車も作った、飛行機も作った、宇宙にだって行ける。なのに我々人間は「死」すらコントロールできないのだ。

勘違いされがちなのだが、某バイオは生物兵器を売り出そうとしているが、ホフマンが考えていたのは人類に「死」の主導権を取り戻すことである。彼はその計画を「最終環計画」と名付けた。

人類の身体は新陳代謝を繰り返す。その新陳代謝が「完璧」なものだとすれば、理論上身体は「衰弱」も「死」もない。細胞の分裂を抑制させる薬を作ることで、それぞれの細胞分裂を纏めることだって可能になる。

ただし、この彼の論理には反対するものもいた。
明確には書かれていないが、要するに人間というものは「死ぬ」から人間なのだという反論があったのだろう。けれどホフマンはそのような宿命論を信じていない。科学者である限り冷静を保ち、全てを見通すのが筋だと彼は考えている。自分たちがやろうとしているのは、強大な魔物を生み出すことでもなく、ただ単に死にたいする自主性を取り戻したいだけなのだと。永生という言葉が傲慢・虚しさと繋がりやすいが、もっと簡単に考えろとホフマンは言う。

人々は今まで伝染病に襲われた時、なにをしてきたのか?
疱瘡や疫病を抑えるために手探りで薬を探し、対処してきたのではないのか?
同じ考えならば、衰弱も同じようなものだ。それを病気として受け入れないのはなぜだ?
仮にすべての人類を40歳で殺してしまう病があるとする。それは絶対で避けることができない。ならば君たちはそれを尊いと感じるのか?死にたいして神聖だと思うのか?可笑しいとは思わないのか。
(編集中:意訳込み)

ホフマンはその目的のため、ニューギニアで発見された新種のウイルスの研究へ発つ。
不幸なことにその後現地の施設は反対する住民たちによって破壊され、ホフマンもその後行方がわかっていない。

HEAVEN DUST 2 旧館の管理担当ディック

前作のボブみたいなポジションだけど、もっと実務的な感じで厄介事が大嫌い。
アレキサンダーがあまり好きではなさそうだ。

元々旧館のあれこれを担当していたが、アレキサンダーにプールの改造をしろだの、無くしたウイルスの捜索をしろだのと突かれてかなり不満な様子。おまけに受験体が消えているとなじられる(なじられてはいないが)。

彼は墓守りが怪しいと踏む。そしてその読みは見事に的中した。
こうなったのもすべて廃棄物処理課が仕事をサボっていたからなのだが、会社のルールはルールである。この墓守りはどこかに処分しなくてはならない……たとえば、人員が足りないと言っている実験室に、とか。

その他男子トイレにデカデカと書かれたプールの暗証番号について頭を抱えている。何かと苦労の耐えないポジションのようだ。

HEAVEN DUST 2 墓守り

墓園が加わってから仕事が忙しいと愚痴をこぼしつつも、お金のためだと割り切る。
だが、ある日彼は死体の袋が動いたところを見てしまう。これは彼の幻想なのだろうか?

けれど確認をした結果「死体」は死んでなどいなかった。
彼はこの死体に0147と名付けて言葉を話しかけたりしていたが、それを研究所の人間に怪しまれてしまい墓園のカギを一旦隠す。
0147は相変わらず無表情で何も理解することができないようだったが、墓守りはここで一つの案を実行してみることにした。朝は小屋に鍵をかけて夜には0147を訓練する。おそらく何かコミュニケーションが取れることを期待していたのかもしれないが、研究所の実験の後遺症で智力は低下していく一方だった。結局0147衰弱して死亡し、墓守りは彼を小屋の隣りにある森に埋葬した。0147がずっと手にしていた「赤道ウイルス」も一緒に埋めた。

HEAVEN DUST 2 保安部ライト

スティーブやアレキサンダーのような大物は後に回すとして、とりあえず考察しやすい新人ライトなどを。

彼は不運にも事件の少し前に保安部に配属されたばかりの新人である。銃を初めて手にしてわくわくしているかわいい新米である。自分と同じタイミングで配属された特殊部隊のことも気になるようで、いつか仲良くなれたらいいなと思っている。射撃大会とかして交流したいけど、あっちはあっちで自分たちと違う管轄の仕事をしてるし、まあそのうちチャンスはあるよね、という明るい青年である。

基本的に保安部の仕事はあまり忙しくないようだが、その中でも不法侵入者を先輩と一緒に見つけて捕らえたりしている。不法侵入なんて絶対に許さない!とライトは正義感も溢れているようだ。

研究所設立の35周年記念パーティーは、特殊部隊のほうが指揮を取るので保安部はリラックスでもしてろと言われ、雨が降らないといいなあとのんきな日記を残す。

だが、ここからは地獄の始まりだった。
(ネタバレ含むので伏せ)


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