病院の中に足を踏み入れた主人公は、次第にここが異様なものであることに気づきつつある。
目の前に広がる廊下からは錆びた鉄の匂いがし、血まみれだった。ここでなにもないなんてことはない。

普通であれば警察が調査をし、その後清掃が行われるなりするだろう。
だが、ここはずっとこのままだ。惨劇が起きたことは明らかだ。
ここで主人公はやっと自分にこの仕事を依頼して来た者について違和感を感じ始める。
そしてここで白い箱についての書類がいくつも見つかる。
- 外見は白い立方体であるが、由来や性質は不明
- 人体に有用な成分であるいくつかの既知の成分と、他と類似しない成分が多数含まれている
- 中から成分を抽出し、患者に投与することで有効な結果を得られる
- 内蔵の損傷や外傷までの治療が可能
- 症状によって治療の手段を変更することなく、特殊な機械があれば治療は可能
- 万能薬ともいえるが、情報漏洩のためかチームメンバーにすらメカニズムが伏せられている
白い箱の処分を提案したものもいたようだ。あの箱を使った医師たちが次々に倒れている。熱や嘔吐、幻覚や幻聴といった症状が現れていたためだ。箱から悪い成分が出ているのではないかと指摘し、書いている医師(?)自身もまた幻覚を見ている。
おかげでチームはすっかり分裂してしまったようだ。
そして、ある日一人の女性医師がメスを持って医者とナース、それを止めようとした一般人の命を奪った。白い箱を処分しようとしていた者を殺したようだ。

その殺戮の光景が広がる。主人公は犯人を探そうとする。血濡れのメスを集めながら。
そしてメスで襲いかかった女医が、一人の母親であったことを思い出した。
彼女の息子はピエロが嫌いだったが、母から送られたピエロのキーホルダーは宝物だった。優しい少年と、それが嬉しかった母親。そんな彼女を突き動かしたものは………恐らく「箱」なのだろう。











