まず資金源から。
25,000,000£をステファノ・アッシュマン(ロッソガッロ農場)に贈与する
署名:アリアンナ・ガッロ
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そしてここからワイマンの狂気について。
私は、なんとかその蛾とメンガタスズメを繁殖させることができた。
寄生生物の合成により、フェノキシルプロトタイプ2が生まれた!
クリスト・モレンテ修道院の修道女たちは、私を指導者、すなわち彼女らの思考の延長線上に存在するものだと考えている。メンガタスズメから受け継いだ光への恐怖を正当化するため、私は彼女らに視力の損失は神からの贈り物であると信じ込ませた。
しかし、修道女の中に仲間より優位に立とうとしているものを見つけた。グロリア・アッシュマンだ。彼女は指導者である私にしばしば反抗する。私は、反抗の指導者として、さらに新しいメンガタスズメの母として、彼女が周囲に及ぼす影響を感じ始めていた。
万一手に負えない事態になっても、私はその他の選択肢は選ばない。「ポーセリン過程」に入る危険があっても、集団催眠を行うしかないのだ。
A.E.ワイマン
そうか、ワイマンはただの医者ではなく、修道院の指導者だったのか。だから修道女たちは彼に従った、それこそ盲目的に。フェノキシルによる視覚的光感受性発作をあろうことか「神からの恩寵」とのたまった。しかしそこまでしてワイマンが修道女たちの指導者になれたのはなぜなのか?それもまたメンガタスズメの催眠なのか?わからん。
そして修道女たちの中でも、抜きんでていたのがグロリアだった。
彼女がメンガタスズメの新しい母となった?確かに前作グロリアの蛾パワーはすごかった。
ワイマン氏の自殺、新情報なし
ワイマン教授の自殺に関する調査はまだ続いているが、事件を解決する重要な証拠がまだ見つからない。自殺が偽装であることをほのめかす手がかりはあるものの、当局は捜査を終了し、事件は迷宮入りした。
ちょっと当局!結構捜査いい加減じゃない?
さて、上のワイマンの手記の最後に書かれていたポーセリン過程について。
それを理解する前にメンガタスズメの催眠について軽くおさらい。
- 指導者:集団催眠を起こす大元
- 媒介者:指導者からの念を受け取り、それを増幅させて他者に広げる
- まず指導者が媒介者をメトロノームなどの音をスイッチとして催眠を誘発させる
- 媒介者がそれをたくさんの人に広めることで集合意識がうまれる
- 1で選んだ媒介者とは別の媒介者を目覚めさせると、集団催眠の無限ループが終わる
- 我に帰ったら記憶はなくなってる
ただ、このような手順を踏まず途中で催眠が強制的に途切れてしまった時に、ポーセリンという過程が生じる。ポーセリン=破砕、つまり指導者の意識が断片化される。そしてその意識は媒介者に吸収される。指導者の身体はメンガタスズメに支配され、心は媒介者にとらわれ、自分のコントロールを失っていく。
そして恐ろしいことに、催眠状態は継続しており延々と催眠のループが広がり続ける。別の指導者がこのループを断ち切らない限り、寄生生物は感染した対象者にどんどん広がっていくのだ。
おそらくワイマンは指導者だった。組織的な意味での指導者と、この催眠説における指導者、おそらくこの二つの意味でもある。そして集団催眠を行った際、なんらかの形でポーセリン過程へ移行してしまい破砕した。屋敷に残り、異形と化しているのはこのポーセリン/ワイマンである。
もう少しワイマン劇場にお付き合いください。

