クーロンズ・ゲートのプレイもようやく終わり。長かった…そして根気が要った…。
きっちりプレイ日記にしたのは初めてだったけど、SSが撮れるので楽しかった。ストーリーを改めて考えながら進めていくいい機会だったので、今までぼんやり考えていたことを整理していくのも楽しかった。
本当にこのゲームは作り込みが豪華だと思う。それは華美だというのではなく、しっかりと重厚でディープという意味。万人に受けるゲームではないと思うが、ハマってしまうと抜け出せない。そんな陰界のようなゲームがこのクーロンズ・ゲートだと思う。そのディープな世界を彩るキャストもまた豪華だ。有名な声優もいれば、当時まだ無名だった人もいる。多くは声優を生業としていないキャスターなどを採用しているのも特徴の一つではないか。おかげで下手に演じることのない、落ち着いた声質の人が多いように感じた。高い声が多い昨今、低い声でねっとりと語られるストーリーは味わい深い。重要なシーンはすべてフルボイスと言う仕様にも関わらず、くどくないのだ。
伏線があちこちに張ってあったり、一見関係なさそうな呟きがあとに響いたり。
細かいところまで作り込んである名作だと思う。
だから17年の歳月を経て再び陽界に「サントラ」として姿を現したときは本当に嬉しかった。
このゲームはプレイステーションのディスク4枚組という大作なので、プレイするのも根気がいる。当時売れていたFF7と同じくらいのボリュームなのだからかなり多い。さっと片手間にプレイと言うわけにもいかないし、一旦胡同に入ったら出るまでゲームをやめられない(迷うしフラグをどこまで建てたかわからなくなる)。クーロネットのメールチェックもこまめに行う必要があるし、アイテムバトルは何故そのアイテムを使うのかの説明をうっかり聞き逃したり、勘違いすることも多い。でもその不便さが楽しい。少しずつ変わっていく街の人の話を聞いたり、妙なアイテムを手に入れたり。
プレイしていて楽しいのはもちろん、作った人たちも楽しかったんだろうなと思えるゲームだった。
次に私が陰界に行くのはいつになるかわからないけれど、本当にいいゲームなので再びアーカイブで配信される日が来ますように。