のっけからツキが鎖でがんじがらめに縛られている。
一体ここに至るまでに何があったのかと言うと――。

前回、ヤブカワがトランスレーターによって殺された。今回はその後始末をつけるという。
オオサトを撒き餌にして釣り上げるという寸法だ。
そしてキリュウはコウサカに連絡を取る。元々コウサカは地域調整課とも繋がってたみたいだから違和感はないけど、ややこしくなってきそうだなあという印象。

オオサトはカムイネットを追っていたようで、そこで”/”という人物とチャットで接触する。
/(スラッシュ)、これは前作でモリシマトキオが使っていた情報屋である。だが、一連の流れで「彼女」は殺されたのではなかったか……?

ともかく、その”/”がオオサトに情報をくれるという。ある人物から頼み事をされて、このファイルを渡せば元気になるという。オオサトは念入りにスキャンしてからファイルを開こうとするがパスワードがかかっている。
「Your name is Key.」
つまりオオサトがチャットで使っていたSweetだが、入力は数字である。これは簡単な謎解きだ。アルファベットをAから順番に数えていけば答えが出る。

  • S……19
  • W……23
  • E……5
  • E……5
  • T……20

テキストファイルに書いてあったのは、

イシヅカ
本日午後1時
アキヒコ横丁
自動販売機
モンブラン・ラテ

Correctnessで出てきた情報屋のイシヅカとのアポ予定である。オオサトはモンブラン・ラテが気になるらしい。Correctnessでイシヅカはシロヤブに「モンブラン・ラテは最悪」と言っていたが、相反する組織だからなのだろうか。

イシヅカがくれたのは千年ティーという限定販売されていた紅茶。千年という名にちなんでか、サウザンド・ホテルで販売されていたが、建設中に親会社が破綻して廃墟になってしまったところらしい。つまり、そこにいけということだ。
そこで「オキアイ組」が待っているとイシヅカに言われたツキは思わずイシヅカの胸ぐらをつかむ。
ツキとオキアイ組はなにか因縁でもあるのか。オキアイ組は解散したはずだが、残党がまだ蠢いているらしい。イシヅカは彼らに頼まれて橋渡しになっていたというわけだ。

ところ変わって海浜公園。何かと密談の場になるここに、キリュウとクルミザワが現れる。
は?クルミザワ?確かに地域調整課とは密接な関係だけど、CorrectnessとTransmitterであれだけ存在をぼかしておいてあっさりここに出てくるのは何故。シロヤブに吸収(?)される前の段階なのだろうか。
カミジョウの件についてクルミザワは苦言を呈している。

クルミザワは観測者。
カミジョウは最初の潜水夫。
この二人のつながりがどうにもわからない。

秩序は我らにあり

これがキリュウとクルミザワの合言葉。

時間は進んで夜。サウザンド・ホテルの近くに止めた車内でオオサトを待つツキとササタニ。どうやらコンビニを探して出ていったようだが、一向に戻ってこない。
ようやく戻ってきたオオサトは、大量にお菓子やパンを買い込んできた。前回海藻サラダと豆乳で失敗した経験が生きたのか。だが時間になり、オオサトは車で待機するように言われる。不満たらたらだが、命令ということで仕方なく了承し、ツキとササタニがホテルへ向かうことになる。
相棒としての経歴はオオサトの方が長いが、ササタニの方がキャリアは長い。置いていかれるオオサトの複雑な気持ちは理解できる。

工事途中で廃棄された廃墟にしてはしっかりしたセキュリティである。電気もついている。でもここは25区なので驚かない。廃棄された建物には何かしらが潜伏していたりアジトにしたりしてても、特段おかしくない。
電気がついていてもおかしくない。25階まで階段を使って登らなきゃいけないのも、工事が終わってないから仕方ない。が、なぜ某RPGのように東西南北の決まったルートを辿らないとゴールにたどり着けないのか。これがわからない!

一方車で留守番を頼まれていたオオサトだが、やはり退屈になり裏口からこっそり侵入することにした。

そして25階まで登りきったツキとササタニは立派なエントランスの扉の前にいた。
ここまで来たらもう引き返せない。意を決して中に入ると、そこにはトランスレーターことハイジマが待っていた。まあわかる。でもハイジ呼びは無理があろうというものだ。

ハイジマがツキを呼び出したのは、元オキアイ組にいたシギノだった。
ツキはこの人物を知っている、しかも憎んでいる。殺そうとしたまさにその時だった。ツキの背後にいたササタニが動いたのは。

裏口を探してウロウロしていたオオサトは、ナンゴウとミツモトに会う。2人も待機組のはずだが、10時が経過した時点で突入する役割だったらしい。ミツモトの調べによると裏口の類はすべて破壊されており、侵入できる経路は正面玄関だけだという。
その正面玄関入ってすぐ、オオサトはオキアイ組とツキの関係についてナンゴウから話を聞く。ツキがシギノをみて感情を爆発させたのは過去にオキアイ組に所属していたことが関係しているらしいが……。

話を遮ったのは見た目からしてヤバい連中。
ミツモト曰く「元凶犯課で、処分のやりすぎで精神がヤラれてシリアルキラーに成り下がったクズ」だそうだ。うわあ、なんて副産物を生み出してるんだ……。処分のやりすぎって、まあ調整課に言われたくはないかもしれないが、調整課は配達屋使ってるしな……。

そんなわけで戦闘開始。
ミツモトはスーツケースがマシンガンに展開するかっこいい武器。
ナンゴウは格闘でゴキッと首をへし折る。
そしてオオサトは……見ているだけである。いやそれでいいんだろう。

25階で意識を取り戻したツキは、身体中が鎖でがんじがらめになっていることに気づく。そして近くにはササタニがいた。ササタニは元々地域調整課に潜入したスパイだった。そしてそのササタニがツキに会わせたかったのはイシキ。彼はシギノと組んでいるそうだが、その理由については語らなかった。
そしてツキたちをここへ導いたあの”/”がササタニであったことが明らかになる。

ササタニはツキを殺そうとするが、間一髪間に合ったのがオオサトだった。

そしてなんやかんやでツキは開放される。
そこへイチガヤから次の調整対象についての連絡が入り、至急課に戻るように言われる。

調整対象の名前は「モリシマトキオ」