スティーブやアレキサンダーのような大物は後に回すとして、とりあえず考察しやすい新人ライトなどを。
彼は不運にも事件の少し前に保安部に配属されたばかりの新人である。銃を初めて手にしてわくわくしているかわいい新米である。自分と同じタイミングで配属された特殊部隊のことも気になるようで、いつか仲良くなれたらいいなと思っている。射撃大会とかして交流したいけど、あっちはあっちで自分たちと違う管轄の仕事をしてるし、まあそのうちチャンスはあるよね、という明るい青年である。
基本的に保安部の仕事はあまり忙しくないようだが、その中でも不法侵入者を先輩と一緒に見つけて捕らえたりしている。不法侵入なんて絶対に許さない!とライトは正義感も溢れているようだ。
研究所設立の35周年記念パーティーは、特殊部隊のほうが指揮を取るので保安部はリラックスでもしてろと言われ、雨が降らないといいなあとのんきな日記を残す。
だが、ここからは地獄の始まりだった。
(ネタバレ含むので伏せ)
なんと会場に突然溢れた怪物により、殆どの人は噛まれてしまった。ライトは震えながらも銃を手にとって、まだ近くで生きていた記者たちを連れてなんとか避難を試みる。トンネルは崩壊しており、庭から墓園へのゲートを開けるための金属盾がどうしても手に入らない。地下の怪物は怖いけど、ドラム缶をいっぱい設置したらなんとかなるんじゃない?と思ったら、怪物の機嫌がよかったのかライト達は無事そこをスルーすることができた。
おまけに地下にあった軌道車を発見し、旧館への避難を続ける。
だが、その旧館はおぞましいもので溢れかえっていた。
彼は今まで正義のために銃を手にして敵と戦ってきたが、敵とは一体なんなのだろうか?目の前に蠢くこの死体袋には一体何が隠されているというのか?
しかも彼は聞いてしまった。
ある日、墓守りを上層部に引き渡したことがあった。あの墓守りのような声が耳に響く。
マッドサイエンティストとの愚行としか言いようのないグロテスクな怪物にライトは立ち向かう。自分が送ってしまった以上、あの怪物は自分が倒さなくてはいけない。けれど……もし、失敗したら……この悪夢から逃れられる。
ライトの日記はここから先で回収できない。