オオサトが覚醒した頃。
大学病院にはキリュウとイチガヤの姿があった。
あれだけイシキが親父も長くないとかなんだとか言っていたが、実際のところ親父はもうとっくに死んでいた。病院ぐるみでこれを隠蔽していたらしい。これはこれできな臭い。

オオサトはマエジマに護送されてラボに行ったという。もう我々の管轄ではないとキリュウは言う。イシキの件、オキアイ組の件、そしてオオサトの件でさすがのツキも参っていた。
結局キリュウに一週間の休暇を言い渡され、区内の美術館を勧められる。が、これも計画の一つ。何故なら裏にはハイジマの名前が書いてあったのだ。

そんなわけで閉館後の美術館にツキは侵入。
館長室に隠された扉の先にはハイジマがいた。
赤ワインを片手にハイジマは「25スポーツの記者のミキジマは私なんです」と言う。ツキはそんな事も知らずにいたから25スポーツを愛読していた。でもそれも明日で終わりだとハイジマは告げる。

ハイジマは狂言回しと言うか、芝居がかったことを好むけれど時折本当のことを突きつけてくる気がする。

一般区民の生活は虚、
あなた方みたいな人間の生活が実
虚を実が支え 実は虚がなければ存在できない
我々は その狭間で立ち回っているに過ぎません

そしてハイジマは息絶える。

新事実:イチガヤは監視員だった。キリュウの監視役だ。
それに対する不満が爆発して――キリュウVSイチガヤ。

一方ツキは海浜公園でマエジマと会っていた。オオサトがラボからいなくなったらしい。
しかも自発的にいなくなったのではなく、誰かに連れ去られたみたいだという。なんてこったい。
おまけにそれはラボで仕組まれていたことのようで、どこか空気が冷めていたんだとマエジマがこぼす。内通者がいたというレベルではなく、もうラボ全体として容認しているようだと。

マエジマ、辞めるってよ。
潜りの医者に識別番号を取り外してもらうらしい。
お前、それ、フラグっていうんじゃないか。
割と好きなキャラだったのに残念。

地域調整課に戻ると、今度はキリュウとイチガヤがいないという。
あの2人どこまでランデブーしにいったんだ。

ナンゴウはふとこぼす。
俺たちは実質25区を管理している。
だが、この25区での生活そのものが茶番だったとしたら俺たちのやっていることは何だ?と。
マエジマの話が確かなら、地域調整課も知らないところで郵事連が動いていることになる。ラボの一件もそうだ。俺たちは課長に切り捨てられたのかもしれない……。

ここでもう一つ新事実。
オオサトはサンダンスの庶子らしい。サンダンス???フロンティア派がどうのと言ってるけどなにか関係があるの?

モリシマにもう一度カムイネット25を調べさせている間に25スポーツが届く。
「諸般の事情により」本日分を持って廃刊となる旨が記されている。
そこへモリシマからメールが届き、建設中のビルディングが怪しいという情報が手に入る。今は課長不在だが、現場の判断に重きを置く地域調整課は早速そこへ――

向かおうとしたのだが、イシヅカから電話がかかってきたので一旦アキヒコ横丁へ。
なんでもマエジマからの預かりものがあるらしい。ついでにカオスミックスなるドリンクももらう。

マエジマからの書類によると、ラボでは犯罪力に関する研究が行われていたらしい。
犯罪力って行ったらカムイ?
この犯罪力は普通は自然と伝播していくものなのだが、どうやらラボではそれを意図的に操作することも可能だとしている。そしてそのために必要な因子がオオサトにあった――。なんでもオオサトの中には強力な犯罪力が秘められているからだ。オオサト、何者だよ。

シギノが料亭でオオサトを覚醒させたのは、オオサトの犯罪力を人に伝播させることが目的だった。
それはシギノを利用したラボの意図だったかもしれない。
だが、ここでミツマタが口を挟む。曰く「犯罪の因子を持つオオサトを野放しにはできない。調整すべきだ」というのだ。ツキもナンゴウも言葉を失うが、地域調整課としての役割をまっとうするならば確かにオオサトは調整すべき存在だ。身内だったからどうだとかそういう問題ではない。

相変わらずガバガバなセキュリティを抜けてビルの奥へ進む。
だがハイジマのおかげかセキュリティを解除するとシギノに通知が行くシステムになっていた。
というわけでシギノたちと交戦するが、ここはナンゴウとミツマタに任せてツキはシギノを追う。

シギノにとらわれているオオサト。
彼はどうやら何者かにオオサトの覚醒と誘拐、地域調整課への揺さぶりを頼まれたらしい。その正体が何かというと……なんと区役所。役所である。つまり地域調整課の雇い主である。
どうしてそうなったのかはさておき、シギノからの歪んだ愛情を突きつけられてツキは切れる。
まだ「因子」を抽出できないオオサトから無理に抽出させるためのプラグをぶすっと突き立てたことにより、シギノはツキに調整される。いや、調整でもないか。普通に殺されただけだ。

そしてオオサトを呼び戻す。
けれどツキはミツマタに頼まれたとおりオオサトを調整できるのか。

ツキは区役所にいた。
そして一連の事件が実験であったことを聞かされる。
日常を生かすための力と、日常ヲ殺スための力、正負の力をぶつけることによってどうなるのかというものだ。結果として、これは郵事連が社会生活の管理人として存在するために必要な実験だった。
そしてプラグが刺されたオオサトをどうやらツキはどこかに隠しているらしい。
予想通りオオサトにはカムイとなりうるポテンシャルが秘められていた。めっちゃ重要だったのだ。そしてやっぱりカムイ絡みだった。

ツキはオオサトの居場所を伝えないまま25区を去ることになる。
帰りにモンブランを買って帰ることを思い出しながらツキは一人歩いていく。