オウムガイ特殊部隊の作戦計画書から読み解く今回の事件。
スターダスト製薬という母体はそれなりに醜聞が広がって株を下げているものの、未だこうした組織的な行動を取れる力は残っている。某ゾンビゲーの死神がいる部隊みたいな。

作戦計画書は以下の3つがある。


計画は0時ジャストから決行、この第1段階である0時〜1時に、Aチームが「ヨーロッパ-I」型ウイルスを水源に投入し、バイオハザードが早期に発生しないように工作をした。
これがちょっとわからなかったのだが、「ヨーロッパ-I」型は経口摂取で感染するようなので、最も人が水を飲むであろう朝食時に摂取するように仕掛けたということでいいのだろうか。要するに時間差、タイマーをセットした。摂取してすぐにゾンビ化するわけではないので(数時間くらいはかかったはず)、第2段階が正午だとすればそれに合わせてゾンビなどを「用意」したということになる。

Bチームは交通網、通信手段の事前破壊。
この日は35周年記念パーティーと称して記者たちを集めていたはずなのだが、0時〜1時に破壊しているということは記者たちは前日入り?辺鄙な場所にあるからそれもありそうだけど、あれだけ人を遠ざけたがってた研究所に果たして外部の人間が寝泊まりするような場所があるかと言うとなさそうだ。駐車場の車内で寝てたのか?

Cチームはウィーラーの直轄部隊で、研究ファイル・サンプルの回収と破壊を行っている。
更にこのチームは「転移」=「第二宿主」の移送も行ったと思われる。

作戦の第2段階は正午12時から。タイミング的に記者たちを公園に集めて立食パーティーをしつつ、アレキサンダーを含めた何人かがスピーチをしている。この時点でウィーラーは既に消えているが、まだ表向きは何も事件が発生していない。だが既に特殊部隊の作戦計画上は「ウイルス爆発を監視」となっており、バイオハザードが既に始まっていると思われる。
アレキサンダーが「今朝植物実験室でトラブルがあってウイルスが漏洩した」というようなことを言っており、赤道ウイルスが旧館を中心に急激に感染していると見られる。が、12月1日のアレキサンダーの日記ではこの出来事には触れておらず、またスピーチ直前にウィーラーが消えたことについて動揺しているが、植物実験室から進行しているハザードについては何も記録していない。ただし直後に「第二宿主」の冷凍休眠を解除している。
この「植物実験室のトラブル」はアレキサンダーが誰かと揉めた際、赤道ウイルスのケースを落としてしまいそれが破損、ウイルスが漏洩したのだがこれも意図的なものなのかは不明。

しかしながら、作戦の第2段階の時点でウィーラーのチームCはヘリで撤退している。従って作戦の第3段階にCチームは出てこない。つまり、アレキサンダーがスピーチの後異変を察知して研究所を脱出しなくてはならない、と判断したときにはもう「第二宿主」はウィーラーによって移送されている可能性が非常に高い。
妄想全開のこちらの記事で触れた通りにウィーラーが行動しているならば、アレキサンダーによって冷凍休眠から目覚めさせられた個体は…………である。

作戦計画のその2では回収部隊についての指示がある。
彼らは単独行動が許可されており、派遣団員と特殊部隊が撤退した後も研究所内をギリギリまで観測し続けることになっている。最終撤退時刻は午前3時までというからかなり長いこと残ることになる。

それもそのはず、回収部隊に課せられた任務はCチームが回収しきれなかった資料やサンプルをできるだけ集めることだからだ。そして作戦計画書にはわざわざこう記されている。

2:研究所に残されたサンプルや資料をできるだけ回収する。
(ウイルスのサンプルやSK3も含まれる)

つまりCチームはSK3を回収していない。ウィーラーが研究した一定の成果であるSK3なのに、何故残したのか。SK2はどうしたのか。それについては妄想するしかない。

ゲーム中で接触する回収部隊員はピアス1人だ。
彼はスティーブの後をつけてアレキサンダーの元まで辿り着いた。アレキサンダー本人しか持ち得ないサンプルや資料を回収するのは優先事項だということはわかる。「赤道ウイルス-II型」にしてもそれに至るまでの過程にしても、とにかくすべてを回収しなくてはならない。(その結果があれではちょっと気の毒ではあるが)

そして特殊部隊作戦計画は回収部隊をピックアップすることで終了する。あくまで特殊部隊はデータの回収と研究所の破壊を任務としており、怪物と戦うことは想定されていない(多少はあれどスティーブほどではない)。この事件を物理的に抹消(=研究所の爆発)させることが計画の終着点だ。

ケイと脱出したとき、特殊部隊は彼らの車を目撃しており、かつ本部にミサイルを撃つかどうかの判断を求めている。普通に考えたらこの車に乗っているのはあからさまに関係者だし、逃げられたらこのあと何をやらかすかわかったものじゃない。だからミサイル撃ち込まれて終わりかと思いきや、本部はミサイルを撃つ許可を与えなかった。
車両を特定して速やかにその場を離れるよう指示している。
これは本部が大した脅威じゃないと判断したのか、或いはスティーブが乗っている可能性があるとして攻撃を許可しなかったのかに分かれそうだが、多分正解は後者だろう。大した脅威じゃなくても関係者の口は物理的に塞ぐのがこの会社のやり方だ。けれど彼らはそうしなかった。

ピアスは恐らく死亡した。ヘリが待機する限界時刻の午前3時までに屋上に来なかった+連絡がつかなくなった。回収部隊に課せられていたSK3の回収はできなかったと見られる。
なので車にSK3が乗っていないと断言はできなかったのではないか。もっと言うと誰が乗っていたかわかっていたのではないか。これは全部妄想でしかないのだが、プレイヤーキャラとして動いていたスティーブはSK3だったのではないか……。

以上悶々とした考えを書いてみた。全部個人の妄想です。