ストーリーの芯になるものだけを記載。
(銃やヒントに関するものは除外)
「蚊の事件」に関するロバートのレポート。
蚊の事件 その1ーロバートのレポート
何よりもまず、オウムガイ集団は事件全体に対して重度な秘密保持を行っている。第一研究所だとしても資料を見る権限はない。だから以下のレポートには噂は第三者からのリークに基づく整理された部分が少なくない。書き手ですら、その真意を確かめられない。
1970年に、ホフマン教授(当時の第一研究所の所長)が率いる科学調査団は、ニューギニアでトク族人の血液から新種のウイルス「ヘヴンダスト」を発見した。「ヘヴンダスト」は宿主の損傷した細胞を修復する能力があるが、宿主をゾンビに変える副作用もある。トク族でない人には、この副作用が大抵起こる。
ホフマンは研究を続けるつもりだったが、新しく成立した研究所は、やがて地元の人々の争いで破壊され、彼自身も行方不明になってしまった。
未完…
ロバート
「スターダスト製薬」の第一研究所のアーカイブス
蚊の事件 その2ーロバートのレポート
1980年、いろいろな事を経て、「ヘヴンダスト」は研究を続けるためにアメリカに送られた。場所はスターダスト製薬の洋館研究所である。
この数年間で研究所は「ヘヴンダスト」に基づいて、「ヨーロッパ-I」型ウイルスと「ヨーロッパ-II」型ウイルス、「赤道」ウイルスを相次いで開発した。
ウイルスには2つの改善点がある:1.温度順応性。2.ゾンビ化除去。「ヨーロッパ-I」は温帯気候を上手く生き延びられるが、2つ目の点は達成できない。「ヨーロッパ-II」はこの2つを上手く両立させる。しかしまだ完璧ではなく、宿主が変異を起こし、その知能が退化するという証拠がある。「赤道」ウイルスはそれと異なり、熱帯植物を宿主として二次抽出することで、ゾンビ化の副作用をある程度軽減したが、高温環境に適応できない。
今、面白い部分が出た。当時スティーブという内部スタッフが証拠を集め、洋館の不正実験を摘発しようとしていたという。そして、このスティーブが、「ヨーロッパ-II」型ウイルス抽出の鍵である。
未完…
ロバート
「スターダスト製薬」の第一研究所のアーカイブス
蚊の事件 その3ーロバートのレポート
当時の所長だったオルディントンは、新入社員を採用するという名目で、秘密にウイルス実験を行う計画を承認した。スティーブはその新入社員の1人であった。彼はトク族に近い血液型の特徴を持つから、「ヘヴンダスト」は彼の体内で上手く適応している。そして、その体から「ヨーロッパ-II」型ウイルスが採取された。スティーブはそのために「第二宿主」と呼ばれている。(第一宿主が誰であるかは、もはや考証できない)
スティーブの証拠集めの行為はすぐにばれ、監禁されてしまった。その間、ウイルス流出事件が発生した。蚊が非実験区の職員にウイルスを感染させたのではないかと疑われたから、この生化学災害は「蚊の事件」と呼ばれている。
この事件によって、洋館研究所の自爆プログラムが始まり、ほとんどの社員と資料が一緒に灰になった。驚いたことに、回収部隊が現場に到着したとき、「第二宿主」を捕まえた。彼は疲れ果てていたが、何とかして生き延び、最終的にスターダスト製薬の第一研究所に送られた。
終わり
ロバート
「スターダスト製薬」の第一研究所のアーカイブス