今回は旧館の管理担当ディックの日記。


ディックの日記 その1(旧館管理所)

1998.7.4 曇り
「廃棄物」の処理効率を高める為、アレキサンダーが俺に旧館のプールを運送用の通路に改造する事を命じた。ああ、面倒だな。元々死ぬほど忙しいというのに、また施工隊の状況を心配しなきゃ。

1998.7.6 曇り
 研究室のウィルスの数がよく合わない。今日「赤道ウイルス」が一本無くしたことがわかり、アレキサンダーがやっとキレた(時によって無くしたウイルスはアレキサンダーが会社外から入手した貴重な原子種らしい)。彼は俺と保安部と一緒にこの事件を捜査する事を命じた。そう、また含められた。研究所のことならなんでも俺と関わってしまう、俺が暇だと思ってるのか?

1998.7.13 晴れ
 保安部のリーダーが状況を俺に漏らした。例のウイルス紛失はある実験体の仕業だと思ってるらしい。この人が常習犯と言われて、番号は「0147」。その後の調査でこの人が二日前に死んで、墓園まで贈られ埋葬された事が分かった。それはよかった、どうやらこの一連の事件がやっと終わる。

ディックの日記 その2(旧館管理所)

1998.10.4 曇り
 長く働けば、どんな状況にもあえる、違うか?滑稽な事とも、可笑しい事とも、怖い事ともあったが、こんな不気味な事は流石に初めてだ。最初は廃棄物処理課の人が最近墓守りの行動が異常だと気付いた。(あの顔が青くて服も汚い人)。暫く監視した結果、この人物は処理するべきの死体を盗んで、話かけたり操ったりしてた。これはもう変態みたいな行動だ、早く処理しないと。

1998.10.6 曇り
 無論、廃棄物処理課は職業怠慢していた。そうじゃないと墓守りは最初からまだ徹底的に死んでいない実験体に手を出すチャンスがなかった。でも墓守りは秘密を知っている以上、会社のルールによって、彼を処理しないとならない…ちょうど実験室の人も実験体が足りないと言ってる…

1998.10.7 晴れ
 解決した!狡い人だったな、危うく逃げられるところだった。保安課の連中はあいつの遺品を俺の所に置いた。クソ、処理するのが面倒くさいから、暫くそのままにしよう。

ディックの日記 その3(旧館管理所)

1998.11.26 晴れ
 細かい事が多すぎた、クソ。全然書く必要がない事ばかりだが、それを書かないと書ける事もない。今更考えると、なぜこの習慣を続けたのか…
 はい、再開しよう。トイレ、性格には男子トイレ。何かが起こってしまう場所に聞こえるだろう?そう、また事件があった。壁に突然数字のグラフィティが現れた、しかも消しにくい蛍光顔料で書いた。暇の内に見に行ったら、書いた数字はプールのパスワードと第三位が違う以外にほぼ一緒だ(小さかった)。マジこんな事をした奴を見つけたいよ…

1998.11.27 雨
 掃除課はもう少し時間がかかると言った、俺も(掃除課の)ペースには慣れてきた。電気をつけたままなら見えないのが幸いだ。という訳で修理部にトイレの電気をつけたままにロックさせた。記念日が終わってからゆっくり片付けよう。(今なら電気を消したいと電源そのものを消さなきゃならないし。)