聖者アヴァダイル
「預言者よ、目覚めよ!
『新しい世界』への扉を開け!!
聖者アヴァダイル
「長かった・・・
1万年も待った・・・
聖者バルカイル
「これでようやく
真の永遠が・・・
真のやすらぎが手に入る・・・
ディアス
「ば、馬鹿な・・・
聖者バルカイル
「『新しい世界』への声を聞き、
『始原の地』への扉を開く者、
それが第二の預言者・・・
汝はその預言者になったのだ。
何を悲観する?
聖者ウェルカイル
「聞こえてこないか?
『新しい世界』への胎動が、
人々の歓喜の声が!
ディアス
「フィリア!
俺を殺せ!!
ディアス
「単純な答えだ!
預言者を殺せば悪魔になれる!
聖者アヴァダイル
「正解だ。
神と戦う資格を得るためには
聖書にかかれてある通りに
預言者を殺さなければならない。
ディアス
「死は覚悟している・・・
だから早く!
聖者ウェルカイル
「だが、『始原の地』への扉が
完全に開き終わるまで、
それを許すわけにはいかない。
ディアス
「・・・!!
聖者ウェルカイル
「殺しはしない。
フィリア君には
『始原の地』への扉が開いた後に、
『新しい世界』への呼び水となる
役目があるのだから。
「くっ、誰だ!?
不死者ファトゥム
「やはり届かぬか・・・
聖者ウェルカイル
「な、何故ここに!?
聖者バルカイル
「うろたえるな、ウェルカイル。
奴は魂を持たぬ人形・・・
どう足掻こうが悪魔にはなれぬ。
不死者ファトゥム
「余裕だな。
もう神になったつもりか?
「フィリア、この槍を持て!
これで奴の心臓を貫け!
聖者アヴァダイル
「残念だが
まだ預言者は殺させない。
世界を紡ぐ者は我々であって
預言者も、そして悪魔も
そのための道具に過ぎないのだから。
聖者ウェルカイル
「残念だったね。
でも、予定外の存在は
今ここで排除させてもらうよ。
不死者ファトゥム
「うぐっ!!
や、槍を!!
ディアス
「フィリア、殺せ!!
聖者バルカイル
「何故立ち上がる?
汝は困難を共に乗り越えてきた仲間を
自らの手で殺すというのか!?
>>そんなことできない!!
ディアス
「フィリア・・・
頼む・・・眠らせてくれ・・・
不死者ファトゥム
「頼む・・・
ディアス
「すまない、フィリア・・・
>>ディアス、あなたのことは忘れない!
聖者バルカイル
「そ、そんな馬鹿な!!
何故・・・
何故こんなに容易く
預言者の結界が・・・
クムラン
「これが人の力ですよ。
聖者ウェルカイル
「ば、馬鹿な!!
第二の預言者の死は
まだ先のはず・・・
クムラン
「あなた方の信じる運命よりも
仲間を思う心の方が強かった・・・
使い古された言い回しですが、
そう答えるほかありません。
聖者バルカイル
「そんな馬鹿な・・・
クムラン
「神や伝説を否定すること、
それが私の導き出した答です。
あなた方の神も正義も真実も
もう私達には必要ありません。
聖者アヴァダイル
「・・・・・・
クムラン
「アノイア教を創り、
人々に1つの普遍的な価値観を
植え付けたのも、
世界中の人々に
永遠の命という夢を見せたのも、
すべては『新しい世界』という名の
幻想を人類に持たせるため・・・
聖者バルカイル
「幻想・・・だと?
クムラン
「人類共通の理想が存在することが
悪いことだとは思いません。
ですが、その幻想に縛られ
個人個人の自由が無くなっては
その理想もただの悪弊となります。
まして、その実現のために人の命を
簡単に与えたり奪うなど・・・
私達はあなた方を断じて認めません!
聖者バルカイル
「言いたいことはそれだけか、
神に仇なす者共め!
聖者アヴァダイル
「約束通り神と戦わせてやろう。
来るがいい、『始原の地』へ。
聖者バルカイル
「馬鹿な!
光はまだ消えたわけではない。
行かせるべきではない!
聖者アヴァダイル
「勿論『新しい世界』の到来を
諦めたわけではない。
だが、確かめたくなったのだ。
彼らの言う真実を。
それに、その者にはその資格がある。
聖者バルカイル
「だが・・・
聖者アヴァダイル
「下がれ、バルカイル。
聖者アヴァダイル
「我々の真実はこの門の向こうにある。
来るがいい、若者よ。
毒術師サディーヤ
「・・・!!
クムラン
「ティアラさん、
彼らをお願いします。
司祭ティアラ
「は、はい!