Family Mysteries 3 #3

用済みとなったナンシーは地下に閉じ込められる。
どっこいナンシーはこんなことでへこたれるわけがないので、脱出する手立てを整える。

まずは変な模様の中に挟まったスプーンを取る(これそのまま引っ張った方が早いんじゃ)。
そして固いパンが入っていたアルミトレイにオイルを溜め、パンでカラスを餌付けして羽を一枚もらう。壁に変な穴が空いているので、そこをスプーンでこじ開けると謎の男が現れる。数字を探して欲しいらしいが…?

無事に数字を見つけて油と羽ペンで書いてあげると、男は鍵をくれる。
なんかややこしそうな鍵だがこれはパーツを集めれば勝手に開くのでどうでもいい。
その先にあった「全部の色を揃えろ」系が苦手なのである。

さてエレベーターで脱出した先には警備員。こいつ後ろに気づいていない…。おまけに側には花瓶。

ナンシー的にこれはチャンスである。ガッとやってお休みさせようとしたが、誤算なのはこの警備員の首が強かったこと。呻いている間にさりげなくちゃっかりスタンガンなどを腰から抜き取ると、なんと警備員との殴り合いが始まる。この展開は予想外だったので吹き出してしまった。

まあペナルティはないっぽいので冷静にコマンドを打ってノックアウト。
手錠で腕を縛り、口に布をかませる周到なナンシーさん。なぜか支給されていたスマートウォッチをこいつがもっていたので、それでエージェントに連絡を取ろうとするが留守電。なんでや!

なんやかんやで秘密の投影機の中を確認。スーパー人間で構成された軍隊なら最強!だけどこいつらをコントロールする術がない!(ありがち!)
そしてここからが胸糞かつ鬼畜なのだが、ナンシーの両親にスーパー兵士をコントロールするために協力を得たのだが、彼の意のままにならなかったため父親は殺害され、母親は妊娠を考慮して監禁されることになった。それはナンシーよりもあとのことなので、妹ないしは弟が存在していることになる。

あの鬼畜教授許さん。


追いかけようと階段を上ったら、なんと教授はケーブルカーで脱出したところだった!バイオ4かな?
さあ今度はケーブルカーを何とかして追いつかねばならない。どうするナンシー?
ケーブルカーは戻せたものの、ブレーカーが出火。それを食い止めてなんとか再始動させるにはどうすればいいか。もうナンシーはエンジニアでいいんじゃないかなあ。

炎に包まれる配電盤を華麗に消火器で火を消し!

無くなっていたヒューズも集めて電力を回復!

そしてケーブルカーに乗り、教授を追いかけようとしたのだが教授はケーブルカーを落とそうとしていた。
バランスを崩すケーブルカーの中で、ナンシーはとにかく脱出を図ろうとする。
まずはガラスを割る。そしてガラスの鋭い破片をマフラーでくるんで即席のナイフにし、座席下によくあるレスキューセットの中からロープを取り出す。そのロープをなんどかぐるぐると巻いて結ぶと、外の尖った岩めがけて投げたー!そして手応えを確認すると、グローブをはめてケーブルカーから脱出するのだった。
………バイオの主人公でもあんまりしなさそう。

そして崖を登っていった先にあったのは………。

Family Mysteries 3 #2

連れられてきたニュートロテックの玄関のディスプレイがぶっ壊れている。
「じゃああそこの車にあるやつを使おうかしら」
ナンシーのぶっ飛び発想は今日も絶好調である。

車の持ち主もガバガバである。窓の外の手形だけ怖いけど、ナンシーは御構い無しにがっさがっさと車を漁る。そして最終的には特殊な留め具で固定されていたディスプレイをもぎ取ることに成功!

中に入った直後、何やら男性が廊下の向こうに引きずられていったがノータッチ。
デビッド教授は野暮用があるので、そこの受付嬢に必要なものを出して手続きをしてくれと言って立ち去る。で、IDカードの発行手続きをしようとしたのだが電話によってそれは中断。我らがナンシーはここぞとばかりにロビーの探索を始めるのであった。

とはいってもペットフードの自販機の中にあったレンチを拾って、外の噴水の水を抜いてコインを回収し、猫の餌を買ってにゃんこから首飾りをもらっただけである。それをつかってパスワードをみつけて、とっとと自分のIDカードを作ってしまった。これでいいのかニュートロテック………。

しかし甘くはなかったようで、次の部屋でナンシーはいきなり実技をやらされる。ガスが充満する前に脱出するのだ。

  1. まずは布で噴出口を防ぎます
  2. 布が被せてあった変な箱からオブジェクトを見つけ出します(三角シールは上の丸いボタンを適切に押せばOK)
  3. 暗号は簡単なので略
  4. テレビのところに稲妻マークがひとつ
  5. 本棚の謎の月のマークが四つあるところは、SS撮り忘れてしまったのだが答えはこう。
    3のマーク、1の脳のマーク、5の遺伝子のマーク、そして2の骸骨のマーク。
    これをクリアすると二つ目の稲妻マークが手に入る
  6. 稲妻マークを使ってヒューズボックスを開けてヒューズを交換するとテレビがつく
  7. パスワードは壁にデカデカとあるやつ(入力しづらい)
  8. あとは出て来たパスワードを色別に組み替えて脱出

やっと出たと思ったらまた教授が。なにするんだよ…。

致命的なラットを蘇生できたら研究資金をやろう、というお題。

不気味な研究室を行ったり来たりしてアイテムを集める。しかしピッキング好きだな、ナンシー。

そしてやーっとここでナンシーの薬物調合が始まるのだった。多分すごいものができると思う。

赤い液体は3メモリ分。長いのと短いのをやりくりしていれば赤い液体3ができるのでそれを投入。
以下緑も赤も同じ。小さいメスシリンダーを駆使して量を調節する。

あとはほぼ画面の指示通りなのでパス。

が、蘇らせたラットは凶暴極まりないものだった。だがこれこそが教授の求めていた結果なのだった。これを応用して強い兵士作るぜ!っていうのはどこかで聞いたことのある話である。
そんなわけでナンシーは用済みになり、地下に放り込まれてしまったのであった…。

Family Mysteries 3 #1

マジレスとツッコミだらけのゲーム始まるよー。

主人公は科学者であった両親を亡くし、その後一人になってしまった。彼女は両親の残した研究を大学で続け、そしてどん底のジリ貧になりながらもなんとかパートナーと研究を完成させようとしていた………。

日本語の互換性が弱いおかげでキャラが不安定である。おまけに字幕も見づらい。
「すごいワクワクするわ!これよ!私たちの最終テストによって、マインドコントロールデバイスで行動を変えられることが証明されたのよ!」

まあこんなご時世であるし、字幕や外見と口調がずれていたってどうでもいいのだ。
最初はチュートリアル。命じた時だけ成長する棘の中にうっかりドッグフードを落としてしまい、とんでもなくまどろっこしい手段でそれを取り出してやっと犬に餌をあげることができた。そしてこれからが実験の最後の山場。

犬をマインドコントロールして指定の場所へ向かわせるというのだ。ハイハイ。
犬の脳波を合わせてあとはちゃっちゃとゴールへ向かわせる。実験は大成功!リチャードもにっこり。

その直後に怪しい男が研究室に現れて、主人公=ナンシーをスカウトしに来たという。
研究は続けても構わないし、なんならその研究への資金も1000万ドルぽんとくれるとか。あやしいぜ。

興味があったら明日運転手が迎えに行きますから、ってもうそれほぼ確じゃないすか。
あとこれは翻訳とのズレでもあるのだが「Good day(良い一日を)」の訳が「こんにちは」なんだな。脳内で勝手に処理するから気にしないけど。

で、結局オファーは受ける。怪しいおっさんが15分で支度しな!あと研究成果とか全部持ってこいよ!というのでとっ散らかったナンシーの部屋から必需品をかきあつめる。ってかどんなオブジェクトだよ、それ。

ナンシーは謎の薬を調合し始める。てっきりこれが研究成果なのかと思いきや、先ほど自分がぶっ壊したクローゼットの鍵穴を溶かすためのものだった。基本的にナンシーは調合をするが医薬品というより武器に近いものが多いんじゃなかろうか…。
中にあった書類とかを引っ張り出していると今度はCIAが訪れて来た。

あなたをスカウトしたニュートロテックは違法な人体実験を行っている可能性があります。
ニュートロテックはかつてあなたの両親と著名なデビッド・ウェブスター博士が関わっています。
20年前のご両親の死にこの会社が関わっているのではないかと私たちは睨んでいますが、確証はないです。
だが、このファイルを見てくれ、こいつをどう思う?

デビッド教授は政府に連絡を取って、CIAが既に行っていた人間のマインドコントロールの研究を推し進めた。そのプロジェクトはMKウルトラと呼ばれていた。
だが、ナンシーの両親は研究を正しく使うべきだと主張し、メディアに連絡を取って自体を明るみに出した。流石にCIAもそこまでされたら継続できないので研究は断念したが、その後すぐにナンシーの両親が遺体で発見された。デビッド教授が研究結果を盗んで両親を殺害し、逃亡している可能性がある。

というわけでナンシーにはニュートロテックの秘密を暴いてほしいということ。つまりスパイになれと。
なんかあったらこのスマートウォッチで連絡してな!という話であった。

そして車は到着し、ナンシーはニュートロテックに向かうのだった…。

刑事 J.B.ハロルドの事件簿 Murder Club

セール中で100円というお手頃価格だったのでプレイ。
もともとは1986年のゲームらしく、それを2008年に3DSソフトとしてリメイクしたのが本作らしい。

殺人事件を捜査、推理していくゲームなのだが、お手つきがほとんどないゲーム。
選択肢をミスったらアウトの分岐点まっしぐらとかそういうのはない。捜査の進め方によって若干情報の出に差はあるものの、基本的にはコマンド総当たりのゲームである。だから、捜査が進展しない=調査が不十分というのが明確だ。
ただ、このコマンド総当たりは一つもれると全部当たり直しになる。
延々と同じ話を聞き続けると、あるところでぽろっと新情報が落ちてくることもざら。
そしてその情報を元にまた総当たりをするのである。

上司は嫌な感じだし、警察署に戻るたびにコーヒー勧められるけど、鑑識で証拠品を調べてもらって情報を手に入れるのは楽しい。捜索とか逮捕は検事の許可がいるのだが、丁寧に捜索する場所や人物名をリストアップしてくれているので次はあいつか………と目星をつけるのに役に立ったり立たなかったり。間違えても「もう少し調べてからにしろ」と言われるだけでペナルティがないのもいい。そもそも、あれだけ人間がいてアウトを取られるシステムだったら結構しんどい気が………。

神宮寺シリーズと違って刑事なので、バンバン情報を聞いて、鑑識結果を聞いて、即検事から捜索令状や逮捕状をとるこの身軽さよ。しかし重要参考人としてしょっぴかれていった人たちの中には、いやいやいや!お前かなり黒いじゃないか!みたいなのもいる。違う罪で結局逮捕されていく。
そしてしょっぴく度に町から人が消えていく。あれ、これでいいんだっけ。
自分で逮捕し、家主がいなくなった家を再捜索する姿は最早ホラー。でも新しい手がかりはこういうとこにある。もうこの家は捜索したし逮捕したから用無し!ではない。最後まできっちりみっちり、総当たりである。

なので、推理力はさほどいらない。
どちらかというと小説を一気読みする感覚で、全てにぶち当たっていくと次第に事件の全貌が明らかになっていくようなゲーム。人物の多さに最初は誰がどこの人かわからなくなるが、そこは気合で。

暇つぶしとしてはとても面白いゲームだと思った。

ドットホラーストーリー

Switchでセール中だったのでプレイ。
お金より大事なものはなにか
主人公は、有名法律事務所の会社員である「プライス」。
彼の野望は、事務所の共同経営者となり、そして巨万の富を得ることである。ある時、彼は、とあるマンションの住人たちを、家賃滞納や新たな高速道路の建設のため、といったさまざまな理由から、立ち退きを迫るという任務を受ける。優しい老人をはじめ、住民たちを追い詰める中で、次第に大きくなる「罪悪感」によって、彼の精神は病みはじめ、やがて「幻覚」を見るようになる・・・

横スクロールの謎解きホラー。難易度低めでプレイ時間も2時間くらいのコンパクトなゲーム。エグい表現が多いのでCERO:D。

主人公は雨漏りのする安アパート暮らし。

コーヒーを飲むにも水がなく、仕方なくその雨水でコーヒーを入れるような有り様だ。そんな暮らしから脱出すべく、彼は立ち退き要請係として働くのだが……。

穏やかな老婆に型通りの立ち退きを告げたあと、彼の中で様々な葛藤が渦巻き始める。

ちょっといいコーヒーメーカーを手に入れ、生活の質を上げていくプライスだが、その道の先は暗い。
本人はやる気でいて、割り切ろう割り切ろうとしているのがまた辛い。

しかし次第におかしな世界に迷い込む。現実にいるはずなのに現実にいない。現実にないはずのものがある。
危ないキノコに触れることで行けなかった扉の先に行けるようになったりする。
この時間制限があるキノコタイムはちょっと面白かった。

上司はことあるごとに彼を激励し、プライスはそれに応えるべく人々を立ち退かせてゆく。
とにかく法の名の下に粛々とやればいいと。

ショッキングなシーンも多くなる。

老人ホームの地下室での出来事は幻覚であってほしいが、プライスも壊れてきているのか普通にモノを受け取って右から左に流すようになっている。
ほかの場所は何度か行けたのに、この地下室は一度きりだったのも何か意味があるのかな…。

亡くなった彼の両親は深層心理の中で息子を止めようとしている。何度もそれを振り切るプライスだが、両親の行動は次第にエスカレートしていく。両親と、プライスの良心がせめぎ合ってなんども悪夢を見る。
果たして人の犠牲の上に立つことが正しいのか、正しくないのか。

個人の感想だが、プライスがもっと強ければあの上司達のように突っぱねて良心の呵責に苛まれることもなかっただろう。しかし、彼はそれに押し潰されてしまった。潰されながらも、そこにい続けることを選んでしまう。

 

結局心が壊れて仕事を辞めても、掴み取った裕福な生活水準を落とすことができず、プライスは……。

短くサクッと遊べるのでオススメ。
Switchだとトロフィーとかないのでやりがい?はないかもしれないが、気分転換にはなった…かも。