神宮寺三郎 夢の終わりに…

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前作でぐちゃまぜになっていたザッピングシステムが進化して、わかりやすくなっています。各章をクリアするごとに操作するキャラを変えてシナリオを進めて行くことで、複数視点から事件を見ることができるようになりました。
時折鳴る携帯電話を取ろうとしてタバコ吸っちゃったりしてごめん★
(まるで携帯電話に慣れていないおっさんのような行動だ)
唐突にネタバレなので反転。
やっぱり野田は怪しかった
今までのをやった経験でいうと、これは結構完成度が高いんじゃないのかなーと思いました。ただ神宮寺さん、すごく頭がとがってましたけど…。洋子は特徴がなくてデザインしづらいとか言ってましたけど、神宮寺の頭のほうがどうかしてると思います。洋子はショートヘアの美人描いておけばいい。オールバックの神宮寺、カムバック(苦笑)
OPムービーで出てくる妙な天使らしきものに、一瞬BAROQUEの天使虫リトルかと思いましたが、劇中天使なんて出てこなかったような。あれは一体なんだったんだろう…。そして、段々プレイヤーの記憶を試すかのように、神宮寺が推理を組み立て始めるのでぼけーっとしていられなくなってきました。気を引き締めていこうと思います。
個人的に躓いたのは川中湖についてからでした。どこへいっても堂々巡りだよー!と泣きそうになっていたのですが、工場の煙突は見ていても工場そのものをみていなかったため、フラグが経たず堂々巡り…エンドレスループしていたようです。
ザッピングを使わないで最初は神宮寺だけで進めてしまったんですが、これやっぱり一つの章が終わったら他のキャラでストーリーを見直したほうがより面白いかも。というか、神宮寺と洋子以外だとEDが見られないって言うのが…。
ゲーム中に隠されたパスワードは見つけられませんでした。
(そしてみつける元気もない)
とりあえずミニゲームはクリアしてみたけど、こんなもんかな?という感じです。
さて、次は灯火が消えぬ間に…かな。スネーk…大塚さん期待してますよ。

神宮寺三郎 未完のルポ

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「家出人捜索」から始まり、「人身売買」「外国人就労者殺人事件」「不正臓器移植」「産廃の違法投棄」…とお決まりのように事件の幅は大きくなって行くわけですが、今回はイベントシーンが一部アニメ+ボイス入りになっていたこともあって、リアルになった気もします。と同時に、神宮寺が悩み続けていたこと…つまり、外国人就労者達についての事件に関しては、ゲームを進めている私にとってもつらい気持ちにさせられました。日本に夢を求めてやってきた彼らが直面するのは、厳しい現実世界。そこで生きて行くためには、日本人以下の仕事をして行かなくてはいけない…。それは、今も変わらないと思うのです。そして不正臓器移植に関しても同じことが言えます。これは舞台が日本でしたが、海外の貧しい国々では、しばしば行われている行為であり、これもまた世界的な問題として胸を痛められました。
ゲーム自体は、ザッピングシステムを使って複数キャラの中から一人を選び、シナリオを進めて行くというものだったのですが、正直あんまり意味がなかった気がします。与野って誰?みたいなとこもあったし…。それぞれのキャラで捜査していないとわからない人物が、普通に会話に出てくるので混乱することしばしば。そして突然神宮寺が棒立ちで歩き始めるときの違和感…。訳のわからないままカーチェイスに雪崩れ込んで、熊さんの撃つ拳銃の照準を合わせたり…。
いろんなところで中途半端さが目立つゲームでもありました。
無難に神宮時主観で進めるのがいいかと思われます。
どうでもいいけど、洋子のヘアスタイルなんとかならなかったのか…。
(この後の神宮寺の髪型もだけど…)
難易度自体は低かったと思います。ほぼノーヒントでクリアできました。

探偵 神宮寺三郎 Early Collection

ファミコン時代に制作された5作品、つまり

  • 新宿中央公園殺人事件
  • 横浜港連続殺人事件
  • 危険な二人前編後編
  • 時の過ぎゆくままに…

…が一度に楽しめて、ミニゲーム?もついてるお得なセットです。
…いや、何か本格ハードボイルドが好きな某氏の趣味だったので、どんなもんかなと思ってやってみました。ディスクシステム時代のものだけあって、うわー古っ!という感じでしたが、この頃の神宮寺のほうがカッコイイと思うのは私だけなんでしょうか。さくさく進むのであっという間にクリア。アーカイブスにまだいくつか神宮寺シリーズはあったので、それもやってしまおうかと思っています。
ただ、私はかなりの不精な人間なので、こまめな捜査とこまめな推理、というものが大変苦手でして、逆転裁判くらいわかりやすいといいんですが、要所要所で「タバコ吸わないと進まない」とか、日付変わったらオワタ、とか、そういうのが苦手でストーリーだけおっかける形でプレイしてます。とどのつまり、まぁ、詰まったら攻略サイト見てます。
「灯火が消えぬ間に」では、神宮寺の声がスネーク…もとい大塚明夫と聞いてプレイしかけて挫折したので(早い)、声を力に頑張ろうと思います。…とかなんとか言ってたら、メモリーカードが神宮寺だらけになってしまった。どうしよう、これ…。
→神宮寺専用カード作成しました。ktkr。

RULE of ROSE観てた

特にやりたいゲームがあったわけではないので、ニコニコでめぼしいゲーム動画をみておりました。なんかこう、ただのホラーじゃないものが見たいなぁと思っていたところ、「RULE of ROSE」というゲームにハマりました。自分でやってみたいー!という感じではなく、純粋に人のプレイを見て興味を持ったものなんですが、かなり深い内容で見終わった後のなんともいえない気持ちはずば抜けているんじゃないでしょうか…。

Wikipediaからは該当記事が削除されており、また内容が内容なだけに海外では発売が中止されたりもしているゲームです。バイオのようなゾンビもっさりゲーより精神的に来て、かつ子どもに少なからずとも影響を与える…というのがその真相のようです。
ストーリーは大体こんな感じです。

主人公の少女ジェニファーは、とあるきっかけから赤い薔薇の乱れる不思議な館へとたどり着きます。そこでは子どもたちが「階級」を持ち、ジェニファーは「汚らわしい娘」と呼ばれ、「階級」を持つ子ども達から毎月貢物を持ってくるよう命令されるのでした。彼女は命令に従いながらも、逃げだす術を探すのですが、運命はことごとく彼女を翻弄し、迷わせ、脅すのです。子どもたちの他愛のない遊びが残酷な行動となる…。彼女は一体何故ここにきてしまったのか…。

恐らく、子どもたちが繰り広げる他愛もない残酷なゲームというのが問題化しているのだと思いますが、そんなことを言い出すと昨今のゲーム業界は軒並み商売ができなくなるんじゃないかと、私は思ったりします。
ゲーム内では、子ども特有の「あー、あるある」という行動から、女の子なら経験したこともあるかもしれない妙な連帯意識、恐ろしい儀式、不気味な絵本…と素材には事欠きません。
念のために言っておきますが、これはあくまで薔薇だから成り立つ話なのであって、百合では成り立たない話なのです。女の子たちが過度なまでに親しくしているのを一概に百合だ百合だと騒ぐのはどうかと思います。
似たようなゲームにデメントがありますが、これは全く別ゲーです。
システムは似てる感じもしますが。別物です。
1周見終わった後、再びOPを見ると…その複雑な意味が解き明かされて行きます。ほんの些細なこと、けれどとても大切なこと。それを忘れてしまったことから物語りは始まってゆくのです。恐ろしい世界に目をそむけず、彼女は真実を知ることができるのでしょうか。
【以下いろんなとこから引っ張ってきた考察、ネタバレ含】
・RULE of ROSE ネタバレ レビューと感想(仮説ストーリーあり)
・RULE of ROSE(公式サイトでDLできる壁紙にもヒントが…?)
いろんな人の話や仮説を読むと、また世界が変わって見えるので面白いなと思います…が、戦闘がイマイチなので自分でやるのはちょっと遠慮したいゲームだったりします(苦笑)