スタッフロール後のエンディングシナリオ。
共通のナレーションは省略。
戦乱の嵐は、辺境の小国ビアストクをも容赦なく巻き込む。
国王とその一族が
歴代の家臣ウーザー=ルイトガルドによって
殺害されたのを機に
ビアストクの動乱の時代は幕を開けた。
主君を失った各地の豪族はそれぞれ独立を宣言し、
この小国だけで20の国が乱立する事態となる。
理念なき戦争は憎しみだけを生み、
戦争は激化の一途を辿っていった。
だが、混迷のビアストクに
1人の英雄が登場する。
その男の名はアーサー=ルイトガルド、
混乱の元凶ウーザー=ルイトガルドの
実の息子であった。
アーサーは、たった1人の仲間と共に
父を捕らえこれを幽閉する。
また、家督争いの混乱に乗じ侵攻してきた
3つの国をも次々と撃破し、
逆にこれらの国を勢力下に治めた。
僅か4ヶ月で3つの国を併合した若き武将の登場に
隣国の王達は驚異を感じた。
そして、13カ国による
対アーサー=ルイトガルド包囲網が完成する。
光の爆発から5年後、
ティンタエルの戦い前夜・・・
アーサー=ルイトガルド
「眼前に広がる灯火・・・
この全てが敵なのか・・・
「4百対2万・・・
今までは遊撃隊を組んで
ゲリラ戦で対抗していたから
兵力の差をごまかすことも出来たけど、
今回はそれも通用しない・・・
彼らはどうしてもこの平原で
総力戦をやりたいようだ。
「すまない、フィリア。
君をこんな無謀な戦いに巻き込んでしまって・・・
でも、君の幼なじみが敵側にいる可能性もあるんだ。
ここを去ってもいいんだぞ。
「ああ・・・
君の勝ち気な性格ならそう答えると思ったよ。
ありがとう、フィリア。
いつも僕を支えてくれて。
君には本当に感謝してる。
「だが、どうすればよいのか・・・
今回ばかりはいくら考えても
いい策が思い浮かばないよ。
僕達のゲリラ作戦を嫌い
平原に陣地を構えた彼らが
この平原を動くことはないだろう。
しかも、この平原を押さえるだけで、
ルイトガルド領内の水と食料は尽きてしまうのだから。
南の森は切り開かれ
後ろからの奇襲作戦もできない・・・
くそっ、これでは戦力の差が
強調されるばかりだ。
「しかも今回彼らは
強力な魔法具を扱う傭兵団を雇ったという。
その中には
カルス・バスティード出身の戦士も数人いると聞いた・・・
だとすれば、
僕達の得手不得手を知っている人間がいても不思議じゃない。
今までと同じようには
いかせてくれないだろう。
相手が13の国の寄せ集めで
連携の悪い点が唯一の救いだけど、
僕の父に対する彼らの恨みが
彼らの戦意を高揚させることも否定できない・・・
それに、僕の部下の中にも
父への恨みは残っているだろう・
悪い要素ばかりだ。
打つ手もなさすぎる・・・
「でも・・・
何故か負ける気がしないよ。
5年前、君と一緒に神と戦ったあの頃と比べると、
この程度のことなんて
困難ですらないように思えてくる。
「ふっ・・・
楽観的すぎるかな。
伝令
「アーサー様!
モルドレッドの別働隊3千が
ティンタエルの森を通過しているそうです!
アーサー=ルイトガルド
「モルドレッドの別働隊?
そうか、補給部隊か・・・
で、今どの辺りに?
伝令
「西の橋を渡ったところです!
アーサー=ルイトガルド
「ありがとう。
下がって休んでくれ。
「フィリア、光が見えたな!
2万の大群なら1日の食料だけで荷馬車50台分にもなる。
あの大軍の補給を叩けば混乱は必至だ!
彼らは援軍を派遣してくるだろうけど、
森の中なら勝機はある!
フィリア、行くぞ!
食料を焼き払われ浮足立った十三国同名の軍を
アーサー=ルイトガルドはティンタエルの森で各個撃破していった。
ティンタエルの戦いは
ルイトガルド軍の大勝に終わる。
寡兵で大軍を敗走させた
アーサー=ルイトガルドの名声は北方の地に轟き、
多くの諸侯が彼に降伏した。
その後、彼は、他国の領土を一度も侵すことなく
北方最大の国、グラストン王国を建国する。
グラストン王国は
その後も数々の外敵の攻撃を受けたが、
一度も敗れることは無かった。
全ての戦場に、王の妻の姿があった。
ある時は王の剣として、
ある時は王の盾として活躍する彼女を、
人々は戦の女神ワルキューレと呼んだ。
晩年、アーサー王はこう回顧する。
「彼女は私にとっての最高の妻であると同時に、
最高の仲間だった」と・・・
Fin.