
血に濡れた手は最早英雄のそれではなく虐殺王と呼ぶにふさわしい。


このガルバ、煽りよる。
しかし理由はどうあれデニムが虐殺王と呼ばれるのは避けられない。それはどちらの民にとっても同じだ。
信じるものが一体何なのか、その先に一体何があるというのか。
そしてそれを責めることができるのは……。

街道で護送中のラヴィニスと再会。ただ体の中に流れている血が半分ずつというだけで仕打ちが逆転するのがこの世界だ。私には想像もつかない。ラヴィニスは際立って何かをしたわけではなく、ただ正しいと思ったことを貫いただけだ。


デニムとの再会で揺れるラヴィニスの心にプレザンスが語りかける。
「おまえを助けたいのだ」と。
生きている限り許しはいくらでも得られる。だからまずは生きることだと。
あー。
プレザンス本当にいいキャラだよなあ。色々なキャラとの会話が発生するのがまた憎いところ。大抵の場合スタメンだし。


この一言が切ない。どうあがいても血を返ることは出来ない。
血、血、血……。どこにいっても血。
混血故に疎まれ、半端者と謗られ、それでも生きていくラヴィニスは強いと思う。
ラヴィニスはラヴィニス。それ以外の何者でもない。血や一族の柵から離れているからこそ見えている世界もあるだろうし、考え方もあるだろう。それはカノープス達にも言えるかもしれない。彼らもまたこの地に流れてきた他所者だから。