逆転裁判5クリアしました。
以下ネタバレありです。

前回も言った通り、今作品は引っかかる箇所が多かった。アニメや声の改変、BGMの迫力不足などはやはり最後まで気になった。そして全体的な難易度は下がった気がする。他の作品と比べて、シナリオ中で悩んだり引っかかったりするところが少なかったように感じた。私は元々謎解きが苦手なので、初回の逆転裁判はいつも苦戦するのだけど今回はあまり苦戦しなかった。逆転シリーズに慣れちゃったのかもしれない。
メタい言い方になるが、そのシナリオ中に出てくる誰かが犯人なのである。第三者は出て来ない。出てきたら探偵パートからやり直しになるからである。だから、いかにその犯人を追いつめるかロジックを組み立てて、証拠品を突きつける……のが面白かった。結果はうっすら見えているのだが、そこに至る過程を楽しむのが好きだった。

が、今作はヒントが多すぎるように感じた。
下記のブログにとても共感したので引用する。

あと、これは難易度を抑えようとした故なのかもしれないけれど、
テキストのなかにヒントを散りばめすぎで、「自分で謎を解く快感」が少々薄れているような。
例えば、肝心要な最終話の真犯人を指摘するシーン。
①「真犯人はそこにハシゴがあることを知っていた人物?」と成歩堂が考えた後、
②「“刑事”に指示されてハシゴを下した~」という回想が入るんですが、
ここまで言っちゃうと、もうヒントが具体的すぎてほぼ強制的に気づかされちゃうし、
これよりも前に気づいていたとしても、
ここまで直接言われちゃうと、「俺が考えて解いた!」感が薄れて萎えちゃうんだよね。
①の時点で十分なヒントになっていると思うので、ここで止めておくくらいのバランスが丁度いいんじゃないかなと。
引用元:めぐりあいクロニクル「「逆転裁判5」クリア後感想まとめ」

…そう!これなのだ。最終話まで来てテンションが上がっているのに、水をさされたような感じ。「あ、なるほど」と思う反面、妙に冷めたというか「あ、じゃあもうあの人しかいませんよね」という空気の流れが出来ちゃった。それまで亡霊は誰かという靄に包まれていたけど、「刑事」と名指しされたことにより一人しか浮かび上がらない。ここは「ハシゴがあることを知っていた人物」までで留めておけばよかったのに、と思った。カグヤが事前に「面倒くせえと思いながらハシゴをおろした」という証言をしているシーンもあったから余計に印象に残ってしまった。ここで「あ!カグヤの言ってることを検証したら、番しかいねえ!」と閃きたかった。

逆転シリーズは、プレイヤーの記憶力だけに頼らない、メモを取る必要のない難易度だと思っている。探偵パートでも必要な情報を集めないと法廷に行けないようになっているし、必要な人は今回導入されたオドロキ君のメモを使ってもいい(私は存在すら忘れていた)。
詰まったとしても、絶対手持ちのカードの中に答えはあるのである。だから、ある程度考える余地がないといけない。でも、ヒントどころか答えそのものを言われてしまうと、ただカードを出すゲームになってしまう。そういうところが今作の残念なところだなあと思った。

登場人物に関しては、ナルホドをはじめとして牙流検事や御剣などの過去作品のキャラクターが出てくるのが嬉しかった。ハミちゃんもいたし。過去のニヤリポイントを適度に刺激しつつ、うまくまとまった感じはする。4のときに感じた無個性さがなくて、みんなが印象的だった。中でも番は前回も言ったとおり大好きで、クリアした今もやっぱり好きだ。最後はああなっちゃったけど……orz
宇宙飛行士の星成もよかったなあ、あのため息がとてもリアルで好きだった。
(スキップできないので地味にストレスを与えてくるのもよい)

システムに関しては、歴代作品の要所をまとめた感じ。
勾玉によるサイコ・ロック、オドロキ君のみぬく、そしてココネちゃんのココロスコープ。
やれることが多くて飽きなかった反面、ちょっと詰め過ぎじゃないかなあーという気もした。3人の弁護士を使う都合上、バランスよく配置した結果なのだろうけど、うーん。個人的にはココロスコープをメインにしたシステムでもよかったんじゃないかなーと思う。でもそれだと心理戦になってしまって、更に証拠品の影が薄くなるのか…。
まあ、このシステムがあったから最終話の番のシーンはプレイヤーも混乱したんじゃないかなあ。私は混乱した。しかし、ココロスコープは間違えてもゲージが減らないので優しいシステムだね。最終話のゲージ、実はギリギリまで減ってて後一回何か間違えたら終わりという状態で遊んだので、ありがたかった。ヒント散りばめ過ぎwとかいいながらこのザマである。
何で詰まったんだっけ…オドロキ君あたりかなあ…。

いろいろ書いたけど、やっぱり面白かった。なんだかんだで逆転シリーズは検事も含めて全部遊んだのかな?今回でメインキャラのネタが出尽くした感が否めないけど、また新たに遊べたらいいなあと思うシリーズだった。