一人の女性が殺害された。
だが彼女の身元には謎が多く、共犯課のヤマとなった。

  • スガヤカナコ
  • シミズナツキ
  • クヅナガハルエ
  • クマイカオリ
  • スドウゲンコ
  • トクナガサワコ
  • ナツヤキマイ
  • イシムラユキ

なんと身元照合をした結果、これだけの人物のIDが確認されたのである。政府に照会するも梨の礫。
ハトバはこの女性のIDにまだ出てきていないものがあるという。それは女が潜水夫ではないかということと、クルミザワにつながる可能性があるというもの。

場面は変わって選挙演説会場。壇上に立つのはミコシバである。
ミコシバといえば24区でナツメサクラと共に凶悪犯罪課に配属された男だが、何か関係でもあるのだろうか。
ミコシバは独立国家である25区を「完璧」にすると言う。

そのミコシバを見ていたのが覚醒したジャブローである。
ジャブローはクルミザワと接触したことで、もう凶悪犯罪課には戻れないとハトバに伝える。ジャブローはクルミザワを吸収し、彼と一体化したことと、事件を今でも自分なりに追っていると話し、ハトバはジャブローを信じることになる。

一方、クロヤナギはウエハラと共に亡くなった女性の手がかりを求めてマンションへ向かっていた。

探索する階は広くヒントもないが、諸々の発端となった75階へ。突き当りの部屋でナツヤキと接触する。
どうやらイシムラユキはここにはいないらしい。どうしても知りたいならグループを組んでいたクマイカオリに聞けと言われるので、2階へ移動。
すると、クマイはここにいないと言われる。クマイカオリは殺されたのだから。その代わりにトクナガサワコという女の情報が聞ける。カオリはトクナガに出会ってから変わったのだという。
3階では彼女たちの共通点が判明する。イシムラユキ、クマイカオリ、トクナガサワコは偶数会の会員だった。ゼロを除いた数字が全て偶数の部屋同士のグループだという。よくわからん集まり。この町の共用部分を拠点にしていたらしい。
この3人はリラクゼーションルームの奥にある行き止まりの通路を使っていた。更にイシムラユキ、トクナガサワコは別のグループにも属していた。角部屋組の組員である。よくわからん集まり。まあ単純に選民思想というか、角部屋は部屋の価格も違うから特別ってことなんだろう。

そこで孤立してしまうのがクマイカオリである。ただ彼女自信もまた別の組織に属していたという。
その名は地球連邦。地上に近い2階〜9階までの一桁階の住人で結成されているという。よくわからん集まり。そこでクマイはスドウゲンコと知り合ってから少し変わったらしい。

そのスドウは4階にいる……かと思いきやどうやらインターホンの向こう側にいるのはスドウではない様子。ゲンコはクマイと仲が良かったこと、宇宙と書いて「ソラ」と読み、最上階に住むイシムラユキのことを指していたそうだ。
スガヤカナコは家庭菜園の鬼と呼ばれていたが、彼女もまた宇宙に憧れていた。
そしてインターホン越しの人物は言う。
「ゲンコが殺された背景には、シミズナツキとクヅナガハルエが関係している気がする」

5階ではハルエとナツキを探している人物とすれ違ったらしい。
この2人は性悪で、詐欺や非合法新薬の仲卸し、転売の元締めなんかもやっていたらしい。彼女たちは消える前の日に宇宙から呼び出されてたと珍しくビビっていたらしい。宇宙からということは、イシムラユキからということである。

そんなわけで話を聞くべく最上階のイシムラユキの部屋へ。
ウエハラとはどうやら昔イシムラユキと会ったらしいのだが、その記憶はない。
どうやらウエハラを調整しようとしたらしいので、イシムラユキは潜水夫なのか。マンションで絶対的な権力を持っているように見えるが、上司に叱られたというから調整屋たちの世界は深すぎる。
スガヤカナコ、シミズナツキ、クヅナガハルエ、クマイカオリ、スドウゲンコ、トクナガサワコ、ナツヤキマイ、以上7名をイシムラユキが調整したという。秩序を破壊する者をこの町は許さないから、大多数の意見を組み入れた結果だと。

私たちのような悪に魅入られた社会不適合な人間にとって
25区の社会を牽引する部品の一部になって
洗浄することができるなんてマジで最高だと思いません?

彼女はVIPフロアの最上階であったナカネを心底信奉しているようだった。

そして再び75階の部屋へクルミザワの手がかりを求めて戻ることになるのだが……。
ウエハラは覚醒したジャブローによって殺された。

ジャブローはカムイの亡霊を追い始める。

その感覚を、磁場を、余韻を、意識を透けさせた先にある人の念の運動を……。
人と同化するのではなく、点であることに彼は気づく。点は線じゃないから人には見えない。
クルミザワの力を得てジャブローが感じるのは、観測者とはカムイと対話する役割だということ。クルミザワはカムイのコピーではなく、カムイの意思を受け継いでいた。

そしてその頃、ハトバとコウサカが工事現場で対峙していた。

ミコシバ区長とは一体何者なのか。
24区と敵対関係にあるミコシバが落選したら誰が一体得をするのか。コウサカはもともとフロンティア派だった。25区に染まっていない可能性もあるわけだ。

そして2人は銃口を向け合う。

タワーマンションは牧場のようなものであり、24区で得たノウハウを素早く広げるための計画の一つだった。同じところにいれば一括管理できるし、不適合者は配達員が駆除する。バランスが悪くなったら調整する。そうやって人を管理し、完璧とも言える都市計画は立てられた。

次は戦争だな――