お前にゃ心から感謝してるぜ、
あのクソ野郎を刺してくれてよ。
あの剣で斬られた奴は、
かすり傷程度でも苦しみもだえて
死ぬって言うじゃねえか。
しかも絶対に助からねえんだろ?
こりゃケッサクだ。
あのクソ野郎がもうじき
この世からいなくなるなんてよ。
警察も軍も法律もない町、
盗み追い剥ぎやりたい放題だって
聞いてたからこの町に来たのに、
実際に来てみたらどうだい。
偽善者しかいねえじゃねえか。
あの時のオレ様の失望って言ったら
半端じゃねえぜ。
町の連中に話を聞いてみると
すぐに分かった。
あのクソ野郎が全ての元凶だってな。
で、少しでもこの町を
マトモにしてやろうと、
あのクソ野郎に恨みを持つ奴等を
焚き付けて戦わせてみたが、
どいつもこいつも勝負にならねえ。
最近じゃ戦う前から諦めてやがる。
だが、あの苦労の日々もここまでだ。
クソ野郎がもうじき
勝手に死んでくれるんだからな。
ありがとよ、感謝するぜ。